Eric Veachの博士論文,``Robust monte carlo methods for light transport simulation''はその内容のすばらしさと,わかりやすさ,完結性で名高い.私は友達に勧められていたのにずっと読んでいなかったが,今回読んでみることにした.この論文には注釈は基本的に不要である.ただ,私のように rendering にあまり詳しくない人間の場合には,敷居の高い部分がある,その部分に注釈をつける.
Eric Veach の論文とは
Computer graphics ではこれまであまり物理的に正確ではなかった.正確に,しかもロバストに simulation を行なう方法に関してこの論文は総括的にかつわかりやすく説明している.すばらしい論文だと思う.
論文の入手方法
http://graphics.stanford.edu/papers/veach_thesis/
から download.
Veach論文の紹介
この論文を紹介するのに,一番の方法は論文自体の Introduction を読むことである.ここではその翻訳を掲載する.まずは原文に一対一に対応する形で,後に私が必要と感じたらより日本語として読みやすい形の翻訳を載せるつもりである.本来は一対一でしかも読み易いものが良いが,それは私の技能を越えるかもしれない.
つづく..