私の職場、同じ仕事をしている部署の5人のうち、癌経験者は何と、3人。
「二人に一人が癌」と言われるのをぐっと上回っています😲

先日、私よりもずっと若い他の部署のスタッフが、「takacoさん、私、 ガン保険入りました!」と話してくれました。

日ごろ私が通院したり仕事をしている様子を見ながら、必要性を感じたのだとか。
素直に嬉しかったです。

著名な方たちが癌を公表することが増えてきた今、社会全体に癌への理解が進んでそれはとてもいいことなのだけれど。

例えば、
仕事をしている、
学校に通っている、
子育てしている。

そんな身近なところにいる癌サバイバーたちがどんなふうに生活をしているのか、社会復帰しようとしているのか、知る機会はあまりありません。

私が癌を発症した時、そんな人を身近に一人も知りませんでした。

だから今まで続けてきた仕事も楽しみはもう諦めるしかない、
病期も進んでいるから何の希望も持てない、
この先は死に向かうだけなんだ、と思っていました。

身近なところで普通の生活をしている癌サバイバーをもっと知ってもらえる、そんな場面があったら。

(私はその後、5yearshttp://5years.orgでたくさんの仲間に出会えて救われましたが)

あの日の私、今も外来で時々見かける私のような人達に、
癌になっても、何も絶望することはないんだよ、と伝えたいです。

社会復帰を続けている人の存在が次の誰かを勇気づける、と信じています。


☆☆写真は昨年、夏の猛暑やストレスで体調を崩していた時に、5yearsで知り合った癌サバイバーの友人から贈られたもの。5yearsでの私のプロフィールに「フーシャピンクが好き」、と書いていたのを見つけてくださったんですね。その思いやりに胸がいっぱいになった思い出深い1枚です。