今、50歳代の男性と同じものを読んで育った。父と兄がマンガ大好きだったのです。

「なかよし」と「ジャンプ」と「ビックコミック」を読んで過ごしました。

少し大きくなったら「花とゆめ」と「ヤンジャン」と「スピリッツ」。

石ノ森章太郎はこの作品が一番好きです。
【佐武と市 捕物控】

銭形平次みたいな左武と盲目のあんまさん市やんが悪人を倒していく話です。
勧善懲悪じゃなくて、悲しくてやるせない話、後味の悪い話が多いです。

時代物って読みにくいところもあるけど、これは淡々として入りやすい。
吉原の話も出てきます。最初に吉原のことを知ったのはこのマンガでした。

【サイボーグ009】と同じく全体的に暗い。そしてちょっとホッとする話が差し込まれています。
24時間テレビのドラマでは少年向けマンガの面しか取り上げられていませんでした。残念。

石ノ森章太郎でワタシが持っている本は【劇画家畜人ヤプー】

原作はSM誌「奇譚クラブ」で連載されていた小説です。
SFチックなSM小説です。説明しにくい。