※妄想中
21 智*
フ「ある日、国王が外出するときにカズナリ様を街に行かせました。ほとんど監禁されているようなものでしたから…ユッチはあまりにも可哀想だと…カズナリ様を街に息抜きをさせてあげるために出かけさせました…それが国王にバレて。ユッチは国王への反逆者にされ…処刑を」
智「はぁ?処刑?」
意味がわからない
なんでそんな…
フ「表向きは…です」
智「表向き?」
フ「オレはあまりにも理不尽すぎるのと、尊敬する先輩が殺されるなんてありえない…だけど、自分ではどうすることもできないので、街で知り合ったオレの友だちに相談したんです…」
智「それで?」
フ「だけど、すでにユッチの処刑は決行され、オレは泣きながら相談した友だちに会いに行ったんです…」
フーマは
そう言って
自分のブレスレットに触れ
フ「その友だちがこのブレスレットをくれました。これはユッチのなんです。そして…」
"遺体は見てないんだろ?それならどっかで生きてるよ"
"まぁ…それを証明するものはないから、オレを信じてもらうしかないけどな"
フ「そう言ったんです。確かに遺体はみていないので…だからオレは信じています。どこかできっとユッチは生きてると思うので…」
なるほどね…
と、なると
『あれ?フーマ?』
このする方を振り返ると
そこにはRが
フ「リョースケっ!」
やっぱり
友だちはRのことか
しかも
コードネームではなく
実際の名前だということは
フーマは知らないのか
ちらりと
Rは俺をみて
察したのから
お互い知らないフリをした
フ「サト殿、今話していた友だちとはこのリョースケのことです。それにしても…リョースケ、久しぶりだな…」
リ「ホントに…王子のそばについてからだからな」
フ「すまない…」
フーマの話を聞いて
次にやるべきことがわかったから
智「フーマ様、募る話もございましょう?私はこれで、失礼します。お話してくださってありがとうございます」
フ「あ、いえ…聞いてくださってありがとうございます」
俺はRに
軽く頭を下げて
店を出た
さて、そうなると
ユッチとやらを
探してやらないといけないな…
続く
18時 あおたんちゃんのお部屋