香水茅 5 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

出会いに感謝♡
黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!










※妄想中








5 和也






years ago ━━━━






母「カズ?ちゃんとお留守番してるのよ?」


和「うん、大丈夫だよ。翔兄たちが帰ってくるの待ってる」


母「潤を病院に連れて行ってくるからね?もうすぐ、翔も雅紀も帰ってくるから!いいわね?」


和「潤くん大丈夫?」


母「大丈夫よ?」


僕の頭をよしよしとして

撫でてから

潤をつれて

病院に向かった


僕は潤くんのことも

心配だったけど

なんだろう?

双子だからか

シンクロしている感じがあって

潤は大丈夫というのが

どこかにあった


僕は違うことで

ソワソワしていた

誰もいないこの環境は

本当に珍しい


実は最近、内緒で

変身術を取得していて

いろんな動物に

化けることができるようになっていた

その中でも

犬に化けるのが

一番安定していた


それを

ずっと

人間界で

通用するのか

試してみたかった


まだ魔法は

学校で使えるものが

限られていた


和「今日しかないよな!試せるのは…うん」


僕は

兄たちが帰ってくる前に

人間界に通じる扉を開いた














⊹ ࣪˖ ┈┈ ˖ ࣪⊹ ┈┈⊹ ࣪˖ ┈┈˖ ࣪⊹⊹ ࣪˖ ┈┈ ˖ ࣪⊹






呪文を唱えて

僕は

年齢と比例した

子犬に変身した


まだ

数えるくらいしか

人間界には

来たことなかったから

見るものすべてが

キラキラしていた


和「わぁ〜凄い!」


しかも

いつもより

目線が下だから

すべてが

大きく見える


誰にも化けてることは

気づかれていない

僕はウキウキしていた


和「あ!綺麗っ!」


大きな桜の木から

ヒラヒラ

花びらが落ちてきて

僕はそれを

夢中で追いかけていた


人間界のルールも知らずに

周りを見ずに

花びらを追いかけていたら

気がついたら

車がたくさん通る

大通りに飛び出してしまった




ププーーっ!!!

ききぃーーーっ!!!

ドンっ!!








続く