蝶豆 15 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

出会いに感謝♡
黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!











※妄想中







15 智






ガウンが

置いてあったので

二人でそれを羽織る


喉が乾いたなぁ…

と思って

そう言えば

最初に出された


ハーブティーを

飲み終えていないことを

思い出し

カウンターに腰かけた


智「そう言えば、これ…」


もう

冷めきってしまった

青色のハーブティーのカップを持ち上げた


智「飲み干さないでって言ってたのどういう意味だ?」


和也は

カウンターの中に入り


和「あ、もうそれ飲まないでね?ちょっと入れ直すから」


口をつけようと

思ったが

そのまま

カップを置いた


和「はい」


かわりに

水が入ったコップを

出してくれて

俺はそれを

ゴクゴクと飲み干した


智「うまっ!」


和「ふふっ、はい」


また

コップに注いでくれた









しばらく待っていると

いい香りがしてきて

この部屋に入ってすぐに

出してくれたときと同じように

透明のカップに

青色のハーブティー

バタフライピーが用意された


隣には

新しくレモンの輪切り


智「いただきます」


口をつけると

普段から飲みなれていないが

美味い


何度か口をつけてから

カップを置くと


和「それに隣にあるレモンをいれてみて?」


智「これ?」


和「うん」


言われるまま

それを中にいれると


智「あっ…色が変わった」


和「そう…バタフライピーにはポリフェノールの一種の天然色素、アントシアニンが含まれてるんだけど、アントシアニンはアルカリ性で、酸性と混ぜると化学反応を起こして赤色に変わる性質があるんだ」


智「赤…けど、これは紫だよね?」


和「うん、レモンの酸性が紫にするだ」


智「へぇ…知らなかった」


和「本当は…」


智「うん?」


和「これを見せてから…したかったのに////」


また

さっきとは

違う

妖艶なものではなく

幼い笑顔で

言われた









続く