今日は
僕の空きと
智の時間が
ちょうど合うときがあるのが
家にいるときに
わかっていたから
食堂で遅めの
ランチをすることになった
智「何食べる?」
和「智はいつも何にしてるの?」
智「俺?俺はいつも魚かな〜意外と安くて美味いんだよ」
和「魚か…」
智「ふはっ!なんだよ、一緒のじゃなくていーじゃねぇか」
和「えぇ〜だって最近一緒に食べるの朝くらいしかないし。夜も最近は智も忙しいでしょ?」
智「あぁ…まぁそうだな」
そう言って
智は頬をぽりぽりかく
和「それにあんまり食堂で食べたりしないから、どんなのが美味しいのかな〜って思ったの!」
智「ふふ、そっか」
にこっと
優しく笑ってから
智が
智「ここはAランチも、美味いぞ?和也の好きなハンバーグだしな」
和「ハンバーグ♫じゃあ僕、Aランチにする!」
智「じゃあ俺は、蕎麦にしようかな」
和「え?足りる?」
智「うん?和也のちょっともらう」
和「え〜」
智「いいじゃねーか!どうせ、ここのは多くて食えねーよ!」
頭をガシッと掴んで
ポンポンってされる
僕たちは
お互い
ガツガツ食べるタイプじゃない
なのに
残すのを
嫌う僕のことをわかってて
智は
蕎麦にしてくれたんだ
素直に
ありがとうが言えず
和「もう!髪の毛ボサボサになるだろ!」
そういう優しさに触れても
憎たらしく
言い返すことしかできないでいた
続く