Face Down 40 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

出会いに感謝♡
黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!









※全力で妄想中









40 智




雅「じゃあ、ま、さっそくよろしく」

手袋をした手で
スマホを袋から取り出し
彼女の前に置いた

彼女は
手袋を外し
スマホに翳した

見てる方は
とくに
変わった感じはない

数分したあと

香「最悪…」

そう言って
瞳を開いた

香「言うわよ」

何も用意してなく

智「ちょっと待て」

リュックから
スケッチブックを取り出し
彼女が説明することを
描いていく…が

智「もうちょっも具体的に細かく言ってくれない?」

香「言ってるじゃない!だから髪はうねうねしてて、眉がハの字でゲジゲジしてる、唇がキュッとしてて」

智「はぁ…まじでさ?よくこれでやってたよね?」

そもそも
擬音ばっかで
ゲジゲジってなんだよ

雅「まぁ、俺も香織も…感覚派だから」

和也が
いかに細かく俺に説明してくれてたのかが
このとき初めてわかった

でも
きっと大体の人は
こんなもんなんだろうな…
似顔絵師の人ってすげーな

しだいに
俺も
明け透けと話してくる彼女と
言い合ううちに
野上さん
と読んでいたが
相葉ちゃんも香織と読んでいたから
自然と俺も会話の中で
香織と呼ぶようになった

こうしてこれが
俺の警察関係の初仕事になった



それからは
香織も俺を
智と呼ぶようになっていた

和也と香織が
出会うまで
俺は女で自分のことを
名前で呼ばせてるやつがいないことに
このときは
まったく気づいていなかった







続く