七夕 1 | 黄色い涙〜Storm〜

黄色い涙〜Storm〜

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黄担当で大宮をひどく拗らせてお話書いてます(。-ㅅ-。)
はじめましての方はテーマ→蓮のトリセツの必読を!



七夕は
こちらの二人の番外編
下矢印

七夕は全5話

12時
14時
16時
18時
20時


よろしくお願いします🎋










七夕 


1 和也





梅雨が早くあけ

暑い日が続いていた


今日は

凄く良い天気で

夜空にたくさんの星が

キラキラと光っていた


僕のお誕生日は

6月で毎年のように

智が祝ってくれた


智は

今シャワーを浴びてて

僕はひとりで

ベランダで

ビールを飲んでいた


そう言えば…

一緒に暮らしはじめて

初めての僕の誕生日のとき

智が突然泣きだして

びっくりしたな…


まぁ…さ?

主役の僕が泣くならまだしも

智が泣くから…



「どうしたの!?」


「やべ…泣くつもりなかったのに」



隣に座っていた

僕の腕を引き寄せ

ぎゅっと

抱きしめられた


僕はそのまま

背中をトントンと

叩いて



「ふふっ、どーしたのさ?」


「俺…お前と離れてたとき、こんな風に誕生日を祝ってやることなんて出来ないと思ってた」


「あー」


「毎年、カレンダーみておめでとうってつぶやくだけでさ。なんか、和也のこと考えて、プレゼント選んだり、ケーキ買ってきたり。いろいろ選んでたら嬉しくて、テンション上がってたのに…」


「ふふっ、うん…で?」



とてもとても

愛おしい人



「目の前に、本当にお前が…和也がいると思ったら…勝手に泣いてた…わりぃ」


「なんで、謝るのさ。ねぇ…智?」


「うん?」


「一緒になってくれて…ありがとう…」


そう智に伝えれば

また

ぎゅっと

ぎゅーーっと

力いっぱい

抱きしめられて


「奴隷だろ?」


泣きながら

茶化してくるから


僕はその腕を抜けて

智の両頬を手のひらで

包み込む

親指で涙を拭ってから


「一生ね?」


そう言って

キスをした


ふふ

そしたら

智ったら

熱い濃厚なキスがきて









「やらしい〜の」


回想して

思わず大きな

独り言を言ってたみたいで


シャワーから

あがってきた

智が

後ろから

僕に抱きついて


「何がやらしいの?」


「あっ//// 智…」








続く




次は14時