ホントに、自己中な恋愛をしていた私ですが、
純粋な時期も!ございました。
この話無くして、続きは書けないのじゃないかと思い、
遥か昔の話をひっぱり出します。
たった1人の人しか見えなかった。
あの頃。思い出しますとも。
このお話は、中学3年生頃のお話です。
少々恋愛に疎かった私が、初めて恋をした時のお話です。
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「初恋~二度と泣かない。~」
第7話 彼女だということ。
「川本と付き合ってるんだってー?」
そんな質問を何度されただろう。
照れくさくて、何か嫌だ。
川本は聞かれたりしているんだろうか?
「え?」
受話器の向こうで、素っ頓狂な声を出す川本に私は続けた。
「付き合ってるって誰かに聞かれた?」
「いや、言った。」
「は?」
「吉田に、俺彼女できたって言った。」
「は?」
「お前の好きなやつやでって。」
「は?えーーーー!」
この話はやめとこうかな。
嬉しいような、何かな。うーん。
学校に行けば、周りらのヒソヒソ話が気になって、私は勝手に肩身が狭くなっていった。
ーあの子が彼女やって。ー
ーなんであの子なん?ー
そんなことを本当に言っているのかわからないが、私にはそう聞こえていた。
川本は変らずに話しかけてくる。
でも、その度にヒソヒソ話が多く聞こえてくる。
何も気にしていない川本が羨ましくて、少し嫉ましかった。
どんどんと、私は川本に話しかけにくくなり、川本もそれに気付きだしていた。
どう感じているんだろう。
変に思ってるのかな。
学校で話すことは、殆ど無くなってしまった。
そして、私は無償に寂しくなった。
付き合うってこういうことなのか。
私は、勝手だ。
電話では、普通に話せるだろうか。
私は、受話器を持ち深呼吸した。
「ごめん、何か学校で話しかけにくい。」
「あんな、そんなん言ってたら、一生しゃべられへんぞ。」
よく考えれば、子供っぽい内容だが、とてもオトナっぽくて、叱られたようだった。
「明日は、お前からしゃべりかけてこい。」
川本は私に難題を出し、電話を切った。
涙が出た。
優しさで涙が出ることがあるのだ。
次の日の休み時間。
私は、川本の席に向かった。
席替えをして少し離れた席。
川本の前の席に座った私は、くるっと川本の方を見た。
クラスの女子がざわついた。
川本は、私の顔を見て、ニヤニヤと笑った。
「何で笑うん?」
「お前さぁ。」
「ん?」
「俺のこと、ほんまに好きやねんな。」
小声で言い微笑んだ川本の顔をみて、私の鼓動は高鳴っていた。
私は、川本にやられっぱなしだ。
たまには、仕返ししてみよう。
「うん。そうやで。」
川本は一瞬で顔を真っ赤にした。
次の休み時間は、川本が私の席に来た。
「もうバレバレやねんから、気にすんなよ!」
私は、川本の彼女なんだ。
誰に何を言われても、もう気にしない。
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