私が小5の時、家族で一度だけディズニーランドへ行ったことがあります。
当時、カーナビがない時代で、父が運転する車で行きました。
浦安市内まで来たものの、どの道をどう行けば駐車場にたどり着くか分からない様子。
当然、父はキレ始めます。母親に向かって「お前が道案内しろよ!」と。
当然、母がそんな高度なことをできるはずもなく。
私からすれば、事前に地図を確認するとか、近くのコンビニで道を聞く、とかいくらでもできたと思います。
私は道路標識の案内を見ながら、「ここ左折じゃない?」とか言っていたらなんとかたどり着いたような記憶があります。
キレた父は急発進、急ブレーキ、猛スピードを繰り返すので、完全に揺さぶられ症候群の状態になっていました。
はっきりと覚えているのは入園前からものすごく疲れたこと。
他の方々に迷惑をかけてなかったか心配です。
父は興味もないくせに園内にもついてきました。
幼い妹がぐずついたりしたこともあり、家族と話した結果、少しの間だけ別行動を取ることにしました。
私はミッキーと写真を撮りたかったので、1人でミッキーの家に向かいました。
が、ここでも父はなぜか一緒についてきました。
並ぶことに対して、ずっと文句を言っていたので、周りに聞こえて恥ずかしくて仕方ありませんでした。
いざ、ミッキーとご対面!ミッキーと2ショットだ!
が、キャストさんが「お父さんも一緒にどうぞ」と…。
そりゃキャストさんの立場ならそう言いますよね。
後日、現像した写真を見てびっくり
ミッキーよりも前に出て無表情で写っている父(デブ)の姿がそこにありました。
私は後ろの方でなんか写ってる…って感じでした。
せっかくの写真でしたが、すぐに捨ててしまった覚えがあります。
ちなみに貧乏なので、当然お土産や欲しいものは買ってませんし、食事は単品のハンバーガー1個の注文だった気がします。
乗りたいアトラクションも母親が乗りたいかで決まります。
絶叫系とイッツアスモールワールドと何か(名前を忘れましたが、今はなくなってしまったもの)はNGとのこと…なんで?笑
幼い妹がなんか怖いかも、と言っていてもホーンテッドマンションは乗る…など。
何しに来てるか本当に意味不明。
小学生の時点で、こんなことなら1人でディズニーランドを楽しみたい、と思わせる自分の両親ってすごい存在だなって思います。
発達障害の人との旅行って本当に苦痛でしかないと私は思っています。
頼れる大人が身近にいなかったので、おかげさまで基本的に1人で何でもできる大人になりました
あの時、世界的に有名なスーパースターのミッキーと握手できたし!
きっと人生の5%くらいは良いこともある!