† 寂蓮集 † 20110311~ -9ページ目

† Vt d[ai]ary #006 †

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日時:11/07/11
天候:晴れ
気温:30℃
場所:岩手県
   陸前高田市竹駒町
内容:瓦礫の仕分け
主催:岩手県災害ボランティアセンター
   (岩手県社会福祉協議会)
 
 
 
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政府の発表では、
仮置場まで運ばれた瓦礫の率は、
岩手県52%
宮城県30%
福島県27%
 
 
 
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梅雨明けと思うほどの晴天。
前日は気温が35℃を越えたため
早めに作業を終了した様子。
と書いたが、梅雨は明けたようだ。
例年より17日も早い。

雨が少ないためか周囲の作業中の
ショベルカーやトラックや道路からは
ものすごい土埃が舞い上がる。

作業場所は竹駒町のローソンの裏手。
現在スーパーの仮設店舗の
工事をしている隣の敷地になる。
建物には高田建設とある。

現場の瓦礫が堆積している場所で
窪んでいて掘り出されたような穴の脇に
コップに入った新しい花が手向けてあり、
数日前にご遺体が見つかったようだ。

内容は瓦礫の中から壊れていない
レンガやタイルやブロックなどを
探して集めていく作業だ。
パレットに積み上げたものを
フォークリフトが回収していく。

 
 
 
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5分と経たないうちに汗だくになり、
ゴーグルは汗が溜まってしまうほど。
マスクも汗で湿って苦しくなる。
一日で水分は3L以上を補給する。

全員の体調を第一に考えて、
休憩は20分毎に入れることになり
作業はなかなか思うようには進まない。

 
 
 
≫≫
作業を早く切り上げ全員着替えた。
たぶん会社の方から冷たい麦茶や
ジュースの降るまいがあった。
本当に申し訳なく思う。

14:46
全員で海の方角を向いて黙祷。
あっという間のようであり、
長いようでもある4ヶ月が過ぎた。
会社の方達に手を振って帰路につく。
 
 
 
≫≫
見かけた他県からボランティア
新潟青陵大学
都民ボランティア
陸前高田VCで見かけた他県ナンバー
札幌、秋田、青森、八王子
 
 
 
♯♭
若い男の子に声をかけられた。
話しを聞くと日本一周の最中らしい。
旅の話しで盛り上がった。
彼は神奈川をスタートし、
今は盛岡近郊で車中泊しながら
参加してくれたとのこと。
本当に有り難いことであり、頼もしく
そのパワーに勇気をもらう。
 
 
 
♯♭
帰り際道の駅に寄り、
隣に停まっていたのは遠野からのバス。
外国の方がたくさん乗っていた。
ビブスにはCRASH +と書いていた。
調べてみると…
CRASH JAPAN クラッシュジャパン
キリスト教の団体であり、
東日本大震災で被災された方々の
心に届くケアを目指して
救援・復旧の活動をしているらしい。


† Vt d[ai]ary #005 †

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日時:11/07/03
天候:曇り 霧
気温:27℃
場所:岩手県
   山田町船越大浦漁協付近
内容:土砂の撤去、土嚢詰め
主催:岩手県災害ボランティアセンター
   (岩手県社会福祉協議会)
 
 
 
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山田町にも震災後初めて入る。
写真③のように、
山田町には船越半島がある。
この付け根部分は波が貫通し、
通行が遮断され数日間孤立状態となった。

山田町災害VCは半島に渡ってすぐの
B&G海洋センターにある。(青丸)
ここはヘリポートにもなっており、
ヘリコプターも待機していた。

駐車スペースがなく道も狭く
大型は直接は行けない為近くに駐車。
トイレや作業確認や機材積み込みで
だいぶ時間がおしてしまう。
 
 
 
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38人を7班に分けて作業開始。
一段上の班は家屋の清掃をしていた。
私達は2つの班11人で、
基礎も無くなってしまった家の
土砂を掻き集めて土嚢に詰める作業。

平型スコップを90°折り曲げたような
鍬のような道具でかき集める。
細かい瓦礫がぎっしりなので
なかなか刃が立たなかった。
 
 
 
》》
作業中におばあさんが話しかけてきて、
ボランティアを要請したいらしかった。
班長さん達が連絡をして
ボランティアセンターの方が来て、
話しを聞いてくれていた。
 
 
 
》》
近所の方から午前中と帰りに
飲み物の差し入れを頂いた。
午後にはアイスまで頂いてしまった。

被災されてたいへんな暮らしを
強いられているだろう方々から
このような施しを受けるのは
本当に申し訳ない気持ちで一杯だった。

頂く度に班全員の作業する手に
自然と力が入っていく。
ペースがどんどんと上がっていった。

帰りに手を洗いに一人坂を登っていくと
差し入れしにきて頂いた方が
更地になった家の跡で片付けをしていた。
バスに向かい歩きながら、泣いた。
 
 
 
》》
写真①は半島の付け根部分で
瓦礫置場になっいてる。
中央の白い建物は鯨と海の科学館。

写真②は作業場所の大浦地区。
 
 
 
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見かけた他県警
和歌山県警、兵庫県警
見かけた他県ボランティア
神奈川県?(厚木元湯観光バス)
国境なき奉仕団(鹿児島ナンバー)
 
 
 
♯♭
これで盛岡発のボラバスを経験した。
どこが一番酷いとは一概には言えないが、
今回のような入り組んだところは
作業がなかなか進まないなと感じた。
 
 
 
♯♭
余談だが、
岩手県災害VC主催はバスが大きい。
毎回一番後ろの席に座るのだが、
今回はいつもより更に大きく、
足を伸ばしても届かない広さだった。

『 雨ニモマケズ 』

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 雨ニモマケズ
 
 
 
 風ニモマケズ
 
 
 
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 
 
 
 丈夫ナカラダヲモチ
 
 
 
 慾ハナク
 
 
 
 決シテ瞋ラズ
 
 
 
 イツモシヅカニワラッテヰル
 
 
 
 一日ニ玄米四合ト
 
 
 
 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
 
 
 
 アラユルコトヲ
 
 
 
 ジブンヲカンジョウニ入レズニ
 
 
 
 ヨクミキキシワカリ
 
 
 
 ソシテワスレズ
 
 
 
 野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
 
 
 
 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
 
 
 
 東ニ病気ノコドモアレバ
 
 
 
 行ッテ看病シテヤリ
 
 
 
 西ニツカレタ母アレバ
 
 
 
 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
 
 
 
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 
 
 
 行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ
 
 
 
 北ニケンクワヤソショウガアレバ
 
 
 
 ツマラナイカラヤメロトイヒ
 
 
 
 ヒドリノトキハナミダヲナガシ
 
 
 
 サムサノナツハオロオロアルキ
 
 
 
 ミンナニデクノボートヨバレ
 
 
 
 ホメラレモセズ
 
 
 
 クニモサレズ
 
 
 
 サウイフモノニ
 
 
 
 ワタシハナリタイ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    南無無邊行菩薩
 
 
 
   南無上行菩薩
 
 
 
  南無多寳如来
 
 
 
 南 無 妙 法 蓮 華 経
 
 
 
  南無釈迦牟尼佛
 
 
 
   南無浄行菩薩
 
 
 
    南無安立行菩薩
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  ╋   ╋   ╋   ╋  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 雨にも負けず
 
 
 
 風にも負けず
 
 
 
 雪にも夏の暑さにも負けぬ
 
 
 
 丈夫な体をもち
 
 
 
 欲はなく
 
 
 
 決して怒らず
 
 
 
 いつも静かに笑っている
 
 
 
 一日に玄米四合と
 
 
 
 味噌と少しの野菜を食べ
 
 
 
 あらゆることを
 
 
 
 自分を勘定に入れずに
 
 
 
 よく見聞きし分かり
 
 
 
 そして忘れず
 
 
 
 野原の松の林の陰の
 
 
 
 小さな茅葺きの小屋にいて
 
 
 
 東に病気の子供あれば
 
 
 
 行って看病してやり
 
 
 
 西に疲れた母あれば
 
 
 
 行ってその稲の束を負い
 
 
 
 南に死にそうな人あれば
 
 
 
 行って怖がらなくてもいいと言い
 
 
 
 北に喧嘩や訴訟があれば
 
 
 
 つまらないからやめろと言い
 
 
 
 日照りの時は涙を流し
 
 
 
 寒さの夏はおろおろ歩き
 
 
 
 みんなにデクノボーと呼ばれ
 
 
 
 褒められもせず
 
 
 
 苦にもされず
 
 
 
 そういうものに
 
 
 
 わたしはなりたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
               宮沢賢治
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
20110528
†蓮†
 
 
 
 
 
朗読
:渡辺謙
@http://www.youtube.com/watch?v=hvFEffacY5g&sns=em
:長岡輝子
@http://www.youtube.com/watch?v=-VvmWOxM_i4&sns=em