夏の終わりを感じる朝🌿きみの肌の余韻
朝、カーテンを開ける。
まだ夏の名残を感じる陽射しなのに、窓から入ってくる風には、ほんの少しだけ秋の気配が混ざっていた。
昨日までとは、何かが違う。
ベッドに残ったシーツの皺を眺めながら、ふと君のことを思い出す。
昨夜、隣にいた君。
眠る前に交わしたくだらない話。
近くに座ったときの体温。
ふいに触れた腕。
そして、別れ際に感じた君のぬくもり。
思い出すだけで、まだ身体のどこかにその感覚が残っているような気がする。
こういう余韻って、不思議だ。
目の前にはいつもの朝があるのに、心だけがまだ昨夜に置いてきたみたい。
冷たい水をひと口飲んで、窓の外を見る。
蝉の声も少し静かになった。
今年の夏も、そろそろ終わる。
季節が変われば、君との時間も少し変わるのかな。
そう思うと寂しい。
でも、夏の終わりの朝にこんなふうに君を思い出せるなら、それも悪くない。
カーテンが風で揺れる。
秋の気配が部屋に入り込んでくる。
僕はもう一度だけ、昨夜の余韻を胸の中でそっと抱きしめた。🌿
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