オフィシャルホームページをリニューアルしました!

$自転車世界横断!!TERU-TERU project-http://teru-teru-project.com/
http://teru-teru-project.com/

重い&コンテンツが見にくい。と言うわけで新装開店しました。

シンプルな作りにして色々と見易くはなったかとは思うのですが、
今までアフリカのネット環境ではコンテンツを更新出来なかったので、
これからロンドン滞在中にあれこれと続々更新する予定です。

ロンドンには無事になんとか入国出来て、いつも通りの
見慣れた景色の中で安心した日々を過ごしています。

ネット環境も早くなったので、アフリカではずっと見れなかった
動画サイトなどを見ているのですが、政治のニュースもさることながら、
原発問題についてのニュースに注目しております。

特にエネルギー問題に関しては言いたい事が山ほどあります。

「脱原発」を簡単に考えている人達にも腹が立つ事も多く、
無責任な発言と考え無しの脱原発活動には憤りを覚えます。

原発を推進する気は全くないのですが、それよりも
更なる代替えエネルギーのイノベーションに対する重要性を唱え、
それらに関して更なる前向きな議論を進める事が必要だと思います。

「脱原発」など今更声高に言わなくても誰もが思っている事であり、
日本で新たに原発を設置する事は不可能に近いでしょう。

そんな中でチープな正義感の元に「脱原発」を訴え、
考えも理念もなく集まる人達は何を考えているのだろう?

せめて何らかの前向きなアイデアを持っていてくれれば良いのですが、
彼らの行動はイノベーションの重要性を薄めている様に思えてなりません。

体現出来る限りの省エネを実行し、更に新しいエネルギーを模索する。

ソーラーパネルを搭載し自転車で世界を旅して実感したのは、
現在人間が運べるソーラーパネルや自然エネルギーの発電装置では、
先進国でごく普通に生活しながら使う電力の10分の1も補えない。
利便性を求めるには更に大きなチカラや労力が必要であり、
だからこそエネルギーは大切にしなければならない。と、言う事です。

これらについては近々コラムにて投稿する予定ですので、
それまで少々お待ちください。

なにはともあれ、アフリカ縦断を終えてロンドンにて帰国まで
ウィンブルドン、オリンピックを観戦しながら過ごします。
その間に出来るだけコンテンツを充実させる予定ですので、
ちょくちょくチェックしてみて下さい。
しばらく続いた強風と雨が止んだ翌日、
春を思わせる陽気のなか、一気に南へと下る。

巨大なテーブルの下にこぼれたパンクズの様にも見える
ケープタウンの街並を対岸から眺めると白い靄がかかっていた。

「走るには良い日だ。」

そんな事をぼんやりと思いながら走り出した。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope01

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope02

ケープタウンを一度通り過ぎ、そのまま更に南は南へと走り、
40km先のペンギンで有名なサイモンズタウンまで進んだ。

ケープタウン周辺では多くのサイクリスト達を見かけ、
ヨーロッパ以上に自転車に乗っている人の数が多くて驚く。

天気が良過ぎたせいで思っていたよりも早く町に着き、
ボルダーズビーチにてペンギンの群れを眺めては、
「今日はこの後どうしようか?」と予定を考える。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope05

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope04

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope03
ペンギンを観る為だけに多くの人が訪れます。
ペンギンの動きは見ていて飽きないです。


時間は午後1時30分。ここから喜望峰までは約25km。

往復50kmの距離なら暗くなるまでに帰って来れるはず。
なにより真冬であるのにかかわらず風も吹かない、
こんな完璧とも呼べる天気は滅多にないだろう。

ここを訪れた人達の話を聞くと、そのほとんどに強風の話が出てくる。
ましてや冬である以上、更に強い風を想定していたのだが、
無風であたたかさを感じる程の天気を見逃すわけにはいかない。

今日と明日では全く天候が変わってしまう可能性もある。

そうと決まればもう進むしかない。

そのまま再び自転車で海岸線を走り喜望峰を目指した。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope06

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope11

海岸線をひたすら走り、かなりこう配のある坂道を上りまくると、
ケープポイント自然公園に入る為のゲートがあり85ランドを支払う。

遂にアフリカ大陸の最後目的地が近づく。

あまり実感がなかったのだが、少しだけドキドキしてくる。

本当にここでアフリカの旅が終わってしまうのか?
もしかしたら旅自体の終わりかもしれない。

この道があの遠くに見える丘を越えたらもう終わりなのだろうか?

あの角を曲がったらもうそこがゴールなのだろうか?

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope08

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope07

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope10


そんな事をふと思うと感慨深さがこみ上げるのだが、
思っていた以上にゲートから喜望峰までは遠く、
しばらく走っているうちに気持ちはかなり落ち着いた。

喜望峰行きの曲がり角を右に入り、坂を下って更に2km程進む。

それらしき岩が傾きかけた陽の光に照らされていて、
「あ~遂についてしまった。」そんな事を思ったと思う。

喜ぶでも嬉しがるでも泣くでもない呆然とした感情で、
Cape of good hope(喜望峰)の文字を眺めて座り込んだ。


自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope13


単なる岩山と言えばそれっきりのこの場所に来て、
一先ずはアフリカ大陸縦断の最終地点とする。

アフリカ大陸最南端はここから150km東にあるアラガス岬です。

思い残す事は沢山あるが、モロッコを出発して
寄り道しながらも一年足らずでここまで来た。

早いのか遅いのかは旅人の考え方次第で、
それぞれのペースで進めば良いと思う。

ユーラシア大陸を横断してロカ岬に着いた時もそうだったが、
思っていた程の達成感があるわけでもなく複雑な感情だ。

毎日が目的地到着の連続を繰り返す生活の中、
ここが最後だと言う実感は稀薄であり、
まだまだ旅の途中と言う感覚しかない。

実際にこれからまた自転車に乗って町まで帰らなくてはならず、
日の入りの午後5時までに出なくては罰金500ランドを取られる。

そして今日はサイモンズタウンまで戻り、宿は空いているだろうか?

思考は現実から逃れられない。

喜望峰にて観光客に絡まれ色々と話をしながら時間が過ぎ、
午後4時になる頃、再び町へ戻る為に自転車で走り出す。

あぁ、やっぱりまだ旅は終わってなかった。

タイムリミットは1時間、海抜0mからグングン坂を登り、
自然公園入り口のゲートをくぐり脱出しなければならない。

脱出ゲームも無事クリアし、サイモンズタウンのバックパッカーズに
宿をとり、少し体を休めてからケープタウンへと移動しようと思う。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope12

とりあえずはこれでアフリカ縦断の旅は終了した。

次はどこへ行くのだろうか?そしてイツになるのだろう?

この日の夜はアフリカ縦断を祝い、よい感じのレストランにて
ワインとシーフード料理屋を堪能し、夜にジンマシンが出たのだった。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-Cape of good hope09


無事になんとか喜望峰まで辿り着きました。
心配をおかけした皆様、応援して下さった皆様ありがとうございます。
これからどうするかは未定ですが、近々帰国する予定です。
何枚かカードの期限が切れそうだったり諸々事情があるので。。。
ちなみに『喜望峰』とは誤植が正式名称になった形で、
本来はGood Hope『希望』が正しい訳だそうです。

ケープタウンやその他周辺の事などはまだ続きますので、
今後ともよろしくお願いします。

11.June.2012 箭内孝行
自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa05

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa02
南アフリカ、ナミビアの国境
自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa01

だだっ広い荒野から荒々しい山がちな景色へと変化した。

今まで吹いていた北からの強い追い風は、
国境を越えてからは真逆に南から吹き付ける。

ひたすらに続く山道のアップダウンを繰り返し、
同じ様な景色の繰り返しにも飽きる頃に海へと出た。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa11


ナミビアの国境では日本人とフランス人カップルのチャリダーと出会い、
彼らは3週間前にケープタウンを出発し、2年かけて日本を目指すらしく、
ガソリンスタンドに併設されているファーストフード店で少し話した。

ナミビアを出発してからは数人の自転車旅行者を目にする様になり、
中部アフリカとは違う『旅行出来る地域』なのだと実感できる。

南アフリカに入ると人口も一気に増える為に、
町の数も増え宿泊施設も充実し旅が格段に楽になる。

その水準は中央ヨーロッパ並みと言っても良いだろう。

こんなノンストレスの自転車旅をするのは久々の様な気もする。
唯一しんどい事と言えば毎日の向かい風で、強烈に強く吹く日は
本当に進むのが困難になり、自然に対して無駄に腹が立つ。

それでも丁度良く、50km間隔くらいに町が存在するので、
距離が伸びないと思ったら適当な町で宿をとる。

『スプリングボック』と言う町で2泊した以外は毎日走り、
国境を越えてから丁度一週間で西海岸へと抜けた。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa03
激しい霧の日があり視界は200m程しかなく、
本当に危なかったので路肩で霧が晴れるのを待ちました。
自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa04
スプリングボックのメインストリート。コンパクトにまとまった
非常に居心地の良い小さな町でした。安宿はバックパッカー御用達の
Cat Nupと言うのがありますが、別のB&Bに宿泊しました。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa06

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa07

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa08

舗装された国道をから未舗装の山道を走り、
迷い込んだとんでもなく足場の悪い砂の道を、
自転車を持ち上げながらなんとか進んでいると、
そこら中をウミガメがゆっくりと歩いている。

そんな自由気侭な旅もいよいよ終盤を迎え、
アフリカの最終目的地ケープタウンまでも
数百キロの距離を残すのみとなってしまった。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa10

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa09
海沿いのワイナリーを見学してきました。

『ランバーズベイ』と言う海沿いの小さな町にある、
『エウレカ』と言うゲストハウスに2泊し今後を考える。

2LDKの間取りは1人には持て余すのだが、
広バルコニーの目の前には大西洋が広がり、
太陽にてらされた真昼の真っ青な海から、
水平線の向こう側に沈む夕日までを楽しめる。

ここに来て本当にキレイで美しい夕日をしっかり見た。

今にして思うと水平線に雲や靄のない状態で、
完璧に沈んで行く夕日と言うのを初めて見た。

夕日は丸い状態から水平線上で徐々に押しつぶされ、
楕円に変わり、完全に沈む寸前には水平線上の大気に
夕日が反射し太陽が二つに分裂する。

完全に夕日が沈んだ後は大気に反射した光が
空に浮かぶ一本のオレンジ色に光る線となり、
中心に向かって少しずつ短くなり点となり消える。

今日もまたそんな夕日を眺めながらコレを書いている。

南アフリカ産のワインを飲みながらのんびりと夕日を眺める。

隠居した爺さんのようだが、とても贅沢な時間だ。

そんな贅沢な時間のなかで今までの道のりを振り返り、
明日は何処まで行けるのだろうと地図を確認しながら、
ラストスパートをかけるようか?とぼんやり思うのだった。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa12

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa13

自転車世界横断!!TERU-TERU project-South Africa14