サハラ砂漠に敷かれた細い線の上を、
小さな点が風に吹かれながら南に下る。
海沿いの砂漠には朝晩真っ白な霧がたちこめ、
現実離れした別世界の中で、疲労感が現実に意識を留める。
いくつかの小さな集落に立寄り体を休めては、
国境線の無い国境をまたいで西サハラへ入る。




モロッコ南部の西サハラは『サハラ・アラブ民主共和国』と言う、
サハラ独立を目指すポリサリオ戦線が統治しようとしている地域
であり、自称国の中ではかなり大きな分類に入る。
実質はモロッコの統治下にあり、国連でも認可されていないものの、
アフリカ諸国やラテンアメリカの国々58カ国は独立を支持している。
隣国のアルジェリア、リビアもポルサリオ戦線を支持し、
現在はアフリカ連合にも加盟している。
西サハラがアフリカ連合に加盟した事で、独立に反対するモロッコは
アフリカ連合から脱退し現在も加盟をする意志はない。
幾度もモロッコとの抗争を繰り返し1991年には停戦をしているが、
ここはまぎれも無く紛争地帯であり情勢不安定な地域である。
(ポルサリオ戦線は現在亡命政府をアルジェリアに置いている。また古いアラブ式の政治から近代的な民主的な開放路線を目指し、特に教育に重点を置いており、以前は10%程度の識字率だった難民キャンプにおいて、現在は識字率が90%を越えている。アメリカやヨーロッパの国々もポリサリオ戦線の政策を支持している。)
モロッコ政府は西サハラを実効支配するべく、
多くのモロッコ人を入植させ、サハラ人の人口比率を減らしている。
サハラで仕事の無いモロッコ人には、「入植代」とでも言うのか、
一定の生活費を保証しているので、
仕事をせずに暮らしているモロッコ人も居る。
また西サハラのインフラ整備にも多額の投資を続け、
モロッコ内陸部の地方都市よりも街並は美しく、
新しい建物が次々と立ち並んでいる。
そして驚く程多くの軍人と警察が町を徘徊している。
戦争でも始まるのか?と、思える程の軍人の数は異様で、
カメラを持ち歩いているとあっという間に職務質問を受けて、
画像をチェックされては、撮影した写真をその場で消される。
軍人や軍施設の撮影はどの国でも禁止されているが、
街並を撮影しようとしても、あちこちに軍人が立っているので、
風景を撮影するのも困難を極める。
それでも腹が立つので、撮影を続けていると、
警察の車に乗せられ宿泊先のホテルまで連行されてしまった。
とは言うものの、西サハラの治安は決して悪い訳ではなく、
むしろインフラ整備も進み、新しい街並には安心感すらある。
しかしやはり、ココは一触即発の不安定な地域であり、
お勧め出来る様な旅行先である訳ではない。

沿岸部に多く存在する塩田

野生かどうか分からないラクダの群れをよく見ます。

ガソリンスタンドのサイン。よく見ると一番下のアイコンは「モスク」です。流石イスラム教の国ですね。

ラアユーンの入り口。大きな町です。

Tan-Tanから西サハラの自称首都『ラアユーン』まで一気に走り、
腰痛が気になったので、『ダフラ』と言う港町まではバス移動した。
途中に何度も検問でパスポートチェックが行われ、
職業と目的、旅程を聞かれ10分程待たされる。
何度も同じ事の繰り返しだが仕方の無い事だ。
腰痛も消えたので、これからモーリタニア国境まで
約500kmの距離を、一気に走りきろうと思う。
風向きは北からの追い風で、力強い見方になってくれる。
早ければ3日、余裕をもって走っても4日で到着出来るはずだ。
『サハラ』と、いう言葉の響きに多くの人は砂漠を連想するだろう。
砂に埋もれた部分に存在する領土問題や民族紛争は、
今後もまだしばらく埋没し続けるのかもしれないと感じる。



ダフラの朝焼け
宿情報
Sidi Akdfennir
宿:Hotel ???I fogot name. 50DH/1day no internet.
海沿い小さな集落にあるホテル。小さな集落なのにホテルは4軒。
ハイシーズンは海水浴客が集まるのだろう。
町の東側にあり、一階がシーフードレストラン。
部屋はリフォーム済でバスルームもきれい。
オススメだが普通の旅人が来る事は無いでしょう。

部屋の窓からの街並。
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Tarfaya タルファヤ
宿:Hotel C Juby 150DH/1day no internet
町の入り口にある新しい宿。中心地までは歩いて10分。
町には他にも3軒程あるが安い宿はかなり酷く、とても無理。
ここは宿の主人は野口健さん似。いい奴ですごく親切。
情報ノートも新設されて、英語と日本語で2ページ書いてきました。

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Laayoune ラアユーン(アイウン)
宿:Hotel Rakouara 220DH/1day wi-fi OK.
軍人さん御用達の宿に宿泊、中心地から少し離れた中級ホテル。
仕事が入っていたので少々高いホテルに宿泊しました。
中心部には100DH前後でネット可能な宿もあります。
西サハラを旅する人なら必ず立ち寄る町。町は大きく明るいので
骨休めも含めゆっくりする事をお勧めします。
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Dakfla ダフラ
宿:Hotel Erraha 200DH/1 day wi-fi OK.
立地も部屋の雰囲気も申し分内ですが、安宿ではありません。
100DH程度の宿は他に数件存在します。結構いい町ですが、
軍人が多く、カメラをぶら下げて歩くのは止めた方が良いです。
小さな点が風に吹かれながら南に下る。
海沿いの砂漠には朝晩真っ白な霧がたちこめ、
現実離れした別世界の中で、疲労感が現実に意識を留める。
いくつかの小さな集落に立寄り体を休めては、
国境線の無い国境をまたいで西サハラへ入る。




モロッコ南部の西サハラは『サハラ・アラブ民主共和国』と言う、
サハラ独立を目指すポリサリオ戦線が統治しようとしている地域
であり、自称国の中ではかなり大きな分類に入る。
実質はモロッコの統治下にあり、国連でも認可されていないものの、
アフリカ諸国やラテンアメリカの国々58カ国は独立を支持している。
隣国のアルジェリア、リビアもポルサリオ戦線を支持し、
現在はアフリカ連合にも加盟している。
西サハラがアフリカ連合に加盟した事で、独立に反対するモロッコは
アフリカ連合から脱退し現在も加盟をする意志はない。
幾度もモロッコとの抗争を繰り返し1991年には停戦をしているが、
ここはまぎれも無く紛争地帯であり情勢不安定な地域である。
(ポルサリオ戦線は現在亡命政府をアルジェリアに置いている。また古いアラブ式の政治から近代的な民主的な開放路線を目指し、特に教育に重点を置いており、以前は10%程度の識字率だった難民キャンプにおいて、現在は識字率が90%を越えている。アメリカやヨーロッパの国々もポリサリオ戦線の政策を支持している。)
モロッコ政府は西サハラを実効支配するべく、
多くのモロッコ人を入植させ、サハラ人の人口比率を減らしている。
サハラで仕事の無いモロッコ人には、「入植代」とでも言うのか、
一定の生活費を保証しているので、
仕事をせずに暮らしているモロッコ人も居る。
また西サハラのインフラ整備にも多額の投資を続け、
モロッコ内陸部の地方都市よりも街並は美しく、
新しい建物が次々と立ち並んでいる。
そして驚く程多くの軍人と警察が町を徘徊している。
戦争でも始まるのか?と、思える程の軍人の数は異様で、
カメラを持ち歩いているとあっという間に職務質問を受けて、
画像をチェックされては、撮影した写真をその場で消される。
軍人や軍施設の撮影はどの国でも禁止されているが、
街並を撮影しようとしても、あちこちに軍人が立っているので、
風景を撮影するのも困難を極める。
それでも腹が立つので、撮影を続けていると、
警察の車に乗せられ宿泊先のホテルまで連行されてしまった。
とは言うものの、西サハラの治安は決して悪い訳ではなく、
むしろインフラ整備も進み、新しい街並には安心感すらある。
しかしやはり、ココは一触即発の不安定な地域であり、
お勧め出来る様な旅行先である訳ではない。

沿岸部に多く存在する塩田

野生かどうか分からないラクダの群れをよく見ます。

ガソリンスタンドのサイン。よく見ると一番下のアイコンは「モスク」です。流石イスラム教の国ですね。

ラアユーンの入り口。大きな町です。

Tan-Tanから西サハラの自称首都『ラアユーン』まで一気に走り、
腰痛が気になったので、『ダフラ』と言う港町まではバス移動した。
途中に何度も検問でパスポートチェックが行われ、
職業と目的、旅程を聞かれ10分程待たされる。
何度も同じ事の繰り返しだが仕方の無い事だ。
腰痛も消えたので、これからモーリタニア国境まで
約500kmの距離を、一気に走りきろうと思う。
風向きは北からの追い風で、力強い見方になってくれる。
早ければ3日、余裕をもって走っても4日で到着出来るはずだ。
『サハラ』と、いう言葉の響きに多くの人は砂漠を連想するだろう。
砂に埋もれた部分に存在する領土問題や民族紛争は、
今後もまだしばらく埋没し続けるのかもしれないと感じる。



ダフラの朝焼け
宿情報
Sidi Akdfennir
宿:Hotel ???I fogot name. 50DH/1day no internet.
海沿い小さな集落にあるホテル。小さな集落なのにホテルは4軒。
ハイシーズンは海水浴客が集まるのだろう。
町の東側にあり、一階がシーフードレストラン。
部屋はリフォーム済でバスルームもきれい。
オススメだが普通の旅人が来る事は無いでしょう。

部屋の窓からの街並。
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Tarfaya タルファヤ
宿:Hotel C Juby 150DH/1day no internet
町の入り口にある新しい宿。中心地までは歩いて10分。
町には他にも3軒程あるが安い宿はかなり酷く、とても無理。
ここは宿の主人は野口健さん似。いい奴ですごく親切。
情報ノートも新設されて、英語と日本語で2ページ書いてきました。

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Laayoune ラアユーン(アイウン)
宿:Hotel Rakouara 220DH/1day wi-fi OK.
軍人さん御用達の宿に宿泊、中心地から少し離れた中級ホテル。
仕事が入っていたので少々高いホテルに宿泊しました。
中心部には100DH前後でネット可能な宿もあります。
西サハラを旅する人なら必ず立ち寄る町。町は大きく明るいので
骨休めも含めゆっくりする事をお勧めします。
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Dakfla ダフラ
宿:Hotel Erraha 200DH/1 day wi-fi OK.
立地も部屋の雰囲気も申し分内ですが、安宿ではありません。
100DH程度の宿は他に数件存在します。結構いい町ですが、
軍人が多く、カメラをぶら下げて歩くのは止めた方が良いです。