
国籍や人種や宗教が異なる人々が絶えず行き来している。
イスタンブールを歩いていると、ここがどこの国なのかなど
全く関係無く思えてくる程、奇妙な違和感を覚える。
東西文化の交差点は向かう行く先を惑わすだけでなく、
方向感覚すら鈍らしては旅人をここへ留めるのだった。
年が明けて初日は珍しく晴れたので、
自転車でボスポラス海峡へと走った。




↑ボスポラス海峡大橋。
海を隔ててアジア側とヨーロッパ側に分かれる。

街名みが古く歴史的な建造物や遺跡が未だに発見される
イスタンブールの道は昔ながらに狭く、石畳が自転車に
激しい振動を与える。交通マナーは悪く、車は狭い路地に
びっしりと露駐され更に道を狭めている。
僕の少し前を走っていた路線バスは、露駐していた車の
リアバンパーを思いっきり吹っ飛ばして停まった。
トルコの坂道は急な勾配が多いのだが、
中にはスキー場の上級者コース並みの坂もあり、
行くかどうか迷うのだがチャレンジ精神が先走り、
後ろに何度も倒れそうになりながら無理に上っては
達成感を味わい、翌日は筋肉痛の為海を見て過ごす。
地中海性気候のイスタンブールでは、この季節に
一日中晴れていることはまず無く、ほぼ毎日曇りか雨なので、
僕のようにのんびりしようと決め込んでいる者には良いのだが、
休みを利用して来ている人達は、寒い中必死に観光している。
横文字を覚えるのが苦手な僕は、「観光は1日1つか2つ」
と決めているので、美術館に6時間いたり、街をただひたすら
歩いて散策したりと、自由気ままに年末年始を過ごした。


イスタンブールでの滞在も10日を過ぎ土地勘も着いたのだが、
思った程疲れは取れずバタバタと日々を過ごした。
これから再び中部アナトリア方面へ向かい、『カッパドキア』に
行こうと思うのだが、先日道が雪で一部閉鎖したらしく、
自転車はバスに積んで移動しようと思う。
今回は『カッパドキア』を外そうかとも悩んだのだが、
会う人会う人皆に薦められるので無理にでも行く事にした。
憧れのイスタンブールはその想いに抗う事無く美しく、
様々な表情を持ち刺激的で好奇心を揺さぶる。
残り少ないイスタンブールライフを楽しみながら、
次なる国への準備を着々と進めている。


↑New year patty の様子。
↑「トルコ人は人懐っこい。」と、言われ最初は僕も
そう思っていたものの「お調子者」が多い事に気がつきました。
あまりにもしつこいと腹が立ってくる時もあります。