自転車世界横断!!TERU-TERU project-トラブソン01

12月の寒さを忘れさせる程温暖な気候の中、
深い藍に染まる黒海がいつも右に広がる。

グルジア国境を問題なく通過しトルコへ入った。

ここからイスタンブールまでは約1200km。
トルコ共和国を横断する新たな自転車の旅は、
黒海と山地の狭間をひたすら縫うように西へと進む。

黒海は冷たく透き通り水平線の果てまで続いている。
きれいに舗装された道路を挟んで左手には険しい山々が連なり、
静かでこじんまりとした田舎の港町は、急な山の斜面に張り付く
様に約10km間隔で現れ、たまに立ち寄っては疲れを癒す。

トルコ式のモスクはどんな小さな町であっても存在し、
お祈りの時間には大音量でコーランが流れる。

トルコに入るといきなり2時間の時差が生じるので、
9時半にグルジアの『バトゥミ』を出発し、国境を11時に通過
すると時計を2時間戻すので、トルコ時間の9時になる。
トルコの東部にいるので特に時差ぼけを感じるのだが、
午後3時を過ぎた頃には日が沈み出し、午後4時には暗くなる。
トルコ入国初日はチャイの名産地である『リゼ』を目指し
走ったのだが、辿り着けず15km手前の小さな町に宿泊した。

中国を出てから旧ソ連圏を走り見て来た風景とは全く違っており、
国力の違いを感じさせる先進国と変わらない生活風景があった。
人口2万人程の田舎町なのだが町は活気に満ち物が溢れていて、
目にする物全てがやけに新しくきれいで妙に安心を感じる。

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↑翌朝リゼまで走りで朝食をとりました。
お茶のオブジェがかわいらしいです。


食事にも困る事もなく、「ロカンタ」と呼ばれる大衆食堂には
既に調理してある沢山の料理が並び、指を指すだけで注文可能で、
パンは籠にいくつも置かれ好きなだけ食べる事が出来る。
日本で食べるよりトルコで食べるトルコ料理の方がやはりおいしく、
疲れているせいもあるのか、つい何皿か頼んでしまう。

EUへの加盟を目指しているトルコは物価の上昇が続いており、
数年前とは比べ物にならない程に生活水準も向上している。

今僕は黒海東部の『トラブソン』と言う大きな街にいる。
急な斜面にびっしりと建物が並び、石畳の細い路地が張り巡らされ、
ふと細い路地から青く光る黒海が坂の下に姿を現す。
古い歴史を持ち長い間トルコ東部の要衝であった街は、
現在も賑わい様々な物が街のあちこちに溢れている。
夜になっても明るい街は治安も良く身の危険を感じる事もない。
黒海で獲れる魚も豊富で、特に鰯は『トラブソン』の名産だ。

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これからイスタンブールまで僕はしばらく
このような光景の中を過ごす事になるだろう。

短い日照時間を考えしばらく早寝早起きを心がけ、
黒海をなぞるように伸びる道を西へと走るのだった。

自転車世界横断!!TERU-TERU project-トラブソン04


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↑黒海沿岸はこの時期雨が多いらしいのですが、
運が良いのかずっと晴天が続いてます。
この調子で走れる事を『てるてる坊主』に願い更に進みます。
しばらくトルコ・中東編が続くので乞うご期待!