庫車(クチャ)03

『輪台』から『クチャ』までは110㎞程の距離だったので、
焦る事もなくのんびりと昼過ぎに出発したのだが、
微妙な上り坂と強風のあおりを受けて、着いたときには
10時を過ぎて周囲は真っ暗になっていた。

市内の中心部に宿をとり、クタクタの体を引きずるように
屋台へ足を運び、薄明かりの中シシカバブを食べた。

『クチャ』でのテロは市内の中心部周辺で連続して発生し、
ここも標的になったのだが、今はそんな雰囲気は感じられない。
屋台は所狭しと軒を連ね、空いているスペースにはびっしりと
白いいすとテーブルが並べられ、日曜日と言うこともあり、
家族が食事をし、子供たちも遅くまで駆け回って遊んでいた。

日中は30度を軽く越えるほど気温が上がるのだが、
空気があまりにも乾燥している為に、熱は篭る事無く放射され、
朝晩の気温は12度ほどまで一気に下がる。
疲れた体には気持ち良く感じるのだが、あまりにも疲れていたので
早めに食事を済ませ、部屋に戻り休みをとる事にした。

庫車(クチャ)02

一晩空けても疲れは抜けきらなかったものの、少し散歩をしようと
カメラを片手にふらふらと街を散策してきた。

漢民族の割合が低く、ウイグル族や他の少数民族の姿が目立つ。
イスラム系の人種も多いので、ここが中国である事が不思議に思えた。
人々の表情や気質は明るく、とてもフレンドリーに話しかけてくる。
言葉もウイグル語を話している人が多く、中国語も話すのだが、
僕にでも分かるくらいの言葉の訛りを感じる。
オリンピックが閉幕した影響もあるのか、意外にも警備員の姿も少なく、
最近通ってきた街や道路での緊張感は感じられない。
周囲を撮影していても、レンズに向かってポーズをとってくる人もいたり、
子供達にレンズを向けると、逆に何度もシャッターを切るように要望され、
撮った写真をその場で見せると、また楽しそうにポーズをとるのだった。

中国を旅していて食事や景色や衣服や空気などの文化が、
少しずつ入り混じりながら変わって行くのを感じていたのだが、
ここに来て明らかに気質そのものが変わり、国境を越えた気すらする。
この先の『カシュガル』では、更にイスラム文化が色濃くなり、
全く中国とは思えないような文化が繁栄しているのだろう。

『クチャ』の街は晴れ晴れと青々とした空を映し出している。
僕はこの不思議な空気感を楽しみながら、
もう少しこの街を散策してみようと思うのだった。


↓店番をしていたハイテンションな少年!
何度もポーズを取り直しては撮影をせがまれました。
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クチャ12
↑中国で流行っているスケーボーのような乗り物で遊び取り合う二人。
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↑公園でアイスを食べながら休んでる姉妹。
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↑仲良し3人組。この後買い物にまで着いてきて、
スーパーの中を色々と案内されました。

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↑昨日ガイドブックに載っていた宿で外国人の宿泊を断られました。
「こんなことがあるのか!」と、まさかの出来事に余計に疲れたのですが、
それでも安めのホテルを紹介してもらい、一泊100元の部屋にいます。
しかし朝食のビュッフェ付きでネットも使える事を考慮すると、
「まあそんなに悪くはないな~」と、納得しているのでした。