中国語の看板にサンスクリット文字が並んで表記されている。
周囲の人達の顔付きは明らかに代わり、肌の色も少し浅黒く、
なぜか食堂の亭主達は大柄な人が多い。

伴面
新疆名物の伴面。コシの強いうどんの様な面が特徴的。
具をかけて食べてもよいし、分けて食べてもよい。
つけめんの様に、スープにさっとくぐらせるのが個人的にはgood!
普通のラーメンよりは値段が高く10~15元くらい。


今までの旅路で数人の旅人と出会った。
こちらから声をかける時も、向こうから近寄る時もある。
旅人にはその周囲に独特の空気感が漂っていて、
遠目で見ていても確実に周囲との違和感を感じる。
そしてある種異なった重力で引き合わされるのだ。

自転車に荷物を積んでひたすらに走る者
友人達と遠い街を目指し自転車を走らせる中国人
白いリヤカーを引きながら旅をするヨーロッパ人
フランスから北京を目指し走る自転車キャラバン
大きな荷物を背負って世界を回る多くのバックパッカー
北京から車で烏魯木斉にある自分の会社へ戻る社長
休みを利用し、遠い実家へ帰る中国人学生

皆が目標や夢や不安を抱えて旅を続けている。

その中でも自転車で旅をする人達が多い事に驚いていたのだが、
実は北京オリンピックに合わせ、パリから北京まで自転車で走る
[paris pekin a velo]と、言うイベントが行われているのだ。

フランスの自転車愛好家100人がエッフェル塔を出発した後、
4カ月の間約12カ国を通過し、途中西安で中国人100人と合流、
オリンピック開催に合わせ北京を目指すものらしい。
かと言って100人がずっとまとまっているわけではなく、
早いチームやゆっくりチームなど、
自然に小さなチームに分かれていて、
割とバラバラにマイペースで進んでいる。
僕も彼等とはすでに20人程接触おり、
やはり複数人で荷物を分担しながら走っていた。

中国人
彼等は西安からの合流組。砂漠のど真ん中で出会った。
フランス人
初野宿で目覚めた朝にであったフランス人。
中国人と一緒に北京を目指しているようで、
メールを交換し無事についたら連絡をする約束をした。
何故か彼等は高速道路を走っているので、
有刺鉄線越しにコンタクトをとった。
風が強く肌寒い日だったことを思い出す。


先日砂漠の途中でハミ瓜を売っていたお店で知り合った
ダニー氏も[paris pekin a velo]を知っていたらしく 、
イベントのメンバーとも何度もあっており、
僕を見てその一員だと思ったようだ。
(彼は烏魯木斉で会社を経営していて、
社員を2人連れて車で北京から数千キロも走ってきた)
ハミ瓜をご馳走になりながらいろいろと話をして、
この先の道の情報、過酷さなどを聞かされた。

僕はこの先『吐魯番(トルファン)』 と、言う街を通る。
北に天山山脈を臨むトルファン盆地の中央に位置し、
海抜は-154mと、中国で最も低い所にある(世界で2番目の低地)。
そんな地理要因が重なり、火州とも呼ばれるほど夏は暑く、
最高気温は50度に達することもあるのだ。
西遊記では 、牛魔王で有名な火焔山の舞台でもある。
様々な表情を見せるシルクロードの旅だが、
この砂漠地帯が、今までで最も過酷な場面である事は間違いない。

ダニー氏からは、[paris pekin a velo]もあまりの暑さと、
町がない砂漠が延々と300kmも続く為に危険を感じ、
『トルファン』周辺を走るのを諦め列車で移動した。と、聞かされた。

dany01
ダニー氏は一体何人なのか謎である。
中国語と英語をたくみに使い分けていた。
dany02
ダニー氏の部下。自転車が重すぎて笑っていた。


しばらく標高1000m以上の高地に身を置いており、
昨日は標高1800mから1000m程坂を下り
現在は『哈密(ハミ)』と、言う都市にいる。
久々に下界に降り立ったような不思議な感覚を覚えるのは、
今までにない暑さを感じたのと、
空気がずっしり重くも感じたせいだろう。

日本で地図を見ながらルートを考えていた時は気楽だったが、
実際に砂漠を走り、その感触を肌で感じて解ってしまった以上、
更に想像を絶する世界が待ち受ける事をイメージ出来てしまう。

3日間の『ハミ』滞在を予定していたが、
今後の予定と装備、情報収集などを考えると、
もう少し時間が必要かもしれない 。

そしてこれを機に、新疆の東に位置するオアシス都市『ハミ』に
深く触れてみたいと思うのであった。

中国人一家
烏魯木斉へと向かう中国人一家。やたらとノリがよい。


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本当に便利な世の中です。
ノグッチャン自転車は健在です。流石にラクダで移動はきついしね~