火星の風景を走るとしたら、
きっとこんな色数の少ない世界が
気が遠くなるほどの時間の先まで続くのだろう。

甘粛省と新疆ウイグル自治区を分ける線は、
今までのゲートとは明らかに異なり、
張詰めた緊張感が一帯を多い、
看板にはウイグル語が記号のように並ぶ。

「この門の向う側には別の世界が広がっている。」

目の前の風景が妙に遠く感じるのは、
ここが一つの国の中に存在する国境だからかもしれない。

ウイグル族、漢民族 、カザフ族、回族
キルギス族、モンゴル族、東郷族、シボ族
など多民族が共存している新疆ウイグル自治区。
18世紀に清の支配下に入り、
「ムスリム」を意味する「回疆」、
「新しい土地」を意味する「新疆」
などと呼ばれるようになった。
その後、漢民族の領地支配からの独立を図り、
二度にわたってイスラム教徒による
東トルキスタン共和国建立の失敗など、
この地域は争いごとが絶えず続いてきたのだった。

現在でも漢民族への敵意が残っている地域もあるらしく、
漢民族に見た目が近い僕は、以前に注意を受けたことがある。

数十台のトラックが異国へと流れていくのを眺め、
そこに紛れ込み、僕もまた線を超え進むのだろう。

火星の様な地球の表面に立ち、遥か上空に浮かぶ月を眺める。
『星星狭』と、言う小さな小さな町から
TERUーTERUの第4幕が始まるのだった。

星星狭04

星星狭03

星星狭02

星星狭01


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ←パソコンは完全に壊れネットカフェよりなんとか更新中。
風邪をひいて熱が出たのですが、本日は200km走破!
只今ハミと、いう街に滞在しています。