永昌出発

朝9時に『永昌』を出発し、110km先の『山丹』を目指した。

地図では山地を超える事を確認していたため、
時間的には少しい多めにかかる計算で余裕をもっての出発だった。

順調に1時間ほど走って、景色がどんどん荒々しく変化するのを楽しむ。
2時間後いつの間にか荒々しい荒野のど真ん中に立っていた。

完全に道を間違えている!!
と、言うか同じ道を標識どおりに走っていたのに!
国道312号線は完全に消えてなくなり、
訳のわからない道に変わっていた…

荒野01

荒野羊

早速迷う
↑人通りがほとんどありません。


たまたま居合わせたタクシーの運転手に
「山丹ってどっち?」と、聞くと来た道を指差し、
更に大きくカーブを描き山の向こう側を示していた。
来た道を思い返してもそれらしき場所は考えられなかったので、
同じ道を引き返すのは流儀に反すると、言う事で前進。

『紅山窟』と、言う何ともへんぴな村にたどり着いた。
道を聞くとこのまま直進すれば『山丹』までの道につながるらしく、
遠回りだったとはいえ、結果的に引き返さなくてよかった。

紅山窟
↑『紅山窟』飲み物を補充し再スタート。

しかし道は全く舗装されていなく、途中の道では道路工事をしていた為、
タールが道に撒き散らされており、砂利道の砂や石を巻き込んでしまい
タイヤは見るも無残な状態と化していた。

走りながら足で砂利を飛ばすものの、
タールのベタつきは半端ではないので、
もういい加減悪あがきをやめ、山道を少しずつ上って、
更に上って、ドンドン上って、、、、
気がつくと街までまだ50kmも離れているのに午後5時を過ぎていた。

「これは野宿もあるな~」と、思いながらもペダルをこぐ。

北西からは、ビニール傘ならあっという間に吹き飛ぶような風が吹き、
周りを見ると竜巻状に風がいくつも渦を巻いていた。
その中を北西に進むとなると、時間は倍ほどかかってしまうのだった。

本当についていない事に本日二回目の迷子…
気がついたら高速道路の上だった…

絶対に地元の人しか分からない曲がり角を曲がるらしく、
「こんな大事な事書いとけよ!」と、苛立ち、
スプレー缶があったらでっかく地面に
「山丹こっち!→」と、書きたい気持ちをおさえつつ、
30分程のタイムロスをして、気持は完全にふっきれ、
もうどうでもいいや~!!着いたらラッキー
着かなかったら適当にテントはって寝よう!

こうなると人間は強い物で、無心で前進するのみ!
焦る事もなく近くの小さな村でアイスを食べ、
水を買い込み、のんびりと走りだすのだった。

中国の大雑把な時差のおかげで、西の地域の夕暮れが遅く、
午後8時半にまだ日が暮れてない状態で『山丹』に到着。

気がつくと140km走っており、心も体も疲れきっているのだが、
一通り町を走ると、想像以上の大きな街である事に驚いた。
町の中心部には鐘楼が建てられ、その近くの広場では
大型スクリーンに映し出された映像を見ながら、
奥様方100人程が輪になって踊っている。

「もっと早めに着きたかったな~」と、思いながら
明日は隣の街へ60km程移動し、
のんびりと2泊する予定なのだった。

山丹
↑山丹の街。工場地帯が隣接しております。
午後8時半の夕焼け空です。
山丹無量閣
↑山丹のロータリーにある鐘楼『無量閣』。夜はライトアップされています。

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奴隷リーマンさん、今日のは結構きつく過酷でした…
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