素敵な彼氏 河原和音 6巻~完結巻 ネタバレ感想 | 色々とさ、頑張れたらいいよね・・・

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時間と気力がある限り何でも書いてます。
最近は漫画のネタバレ感想(かなり偏見)が主。
とても好き勝手に書いているので、もしも不快にさせてしまったらごめんなさい。ということで。
ちなみに文章の支離滅裂さ・意味不明さ・誤字脱字・稚拙さは自覚済み!

半年前に来年のカレンダーの予約をしたんだけど、9月に届く予定がまだ届いていない。

まあ普通に1月はじまりのカレンダーなので今年中に届けばいいか

 

以下、ネタバレ感想

↓↓↓

 

木名瀬さん編も本誌で読んだことあったな…
ここ読んでてつらいー
もし木名瀬さんがただの悪者だったらフィクション感強くて全然つらいことなかったと思うんだけど
彼女自身が良心を痛めてるのがね…
卒業の時までずーっと気にしてたし…

素直な木名瀬さんをそそのかした桐山元カノ(名前忘れた)の罪は大きい…

 

ここの仲直りのときの
「雨降って、きっとめっちゃ二人で地面固めたよね」っていう言い回しが好きだな。
ことわざなんだからニュアンスの違いがあったら本来の意味じゃなくなっちゃうのかもしれないけど
ここはたしかに「固まる」じゃなくて「固める」だったなぁと思う。
「固まる」だと時間や第三者のおかげな感じがする。何となく。

木名瀬さんのことを
ののかは全力で受け止めてくれて
エリハはあえて何も言わないでくれたよね。
かっこいい二人とも。


作中でも「ブレない」ってセリフが時々出てきていたけれど
ほんと登場人物みんな最初から最後まで全然ブレないよね。
ののかも、桐山くんも、エリハも木名瀬さんも。
キャラづくりがすごく綿密な感じがした。
バックボーンがしっかりしていて、細かいシーンでもそれを感じることができるっていうか。
そういうのを分かりやすく描いてくれているのがよかった。

たとえばエリハについては
ののかが「ブレない…」て感じた通り「男で進路決めない」とかもそうだけど
出会った頃のめんどくさい感じを11巻でもう一回出してくるとかねw

高校の3年間は長いから
もちろん変わる部分もあると思うけど
変わらない部分もあるところが
リアルだし読んでて納得できる。

逆に桐山君は変わりすぎ?(笑)
他の人がブレないからこそ、彼は意図的に変わろうと努力しているんだなって伝わる。
そして変わろうと努力しているところが(ののかと付き合ってからの)彼のブレないところなのかなぁと思った。

桐山君は色々と気のつく人だし、
付き合う前から彼女を楽しませる完璧なデートをしていたので
最初から素敵彼氏感が出ていたけれど
最後まで読んだ今 改めて考えると
どちらかというと最初は(元カノに対してそうであったように)
ののかのこともすぐ諦めようとしていたよね。

ちょっとうまくいかないこととかすれ違うこととかあったら
別にもう別れるでよくない?って感じの諦めるスタンスだったのが
1年付き合った頃にはののかに対しては違うんだなって思った。

 

でもそれはののかも同じかな。

付き合う前、許嫁登場のせいですれ違ったときは二人ともすぐ諦めようとしてなかなかうまくいかなかったけれど
付き合ってからの二人目の元カノ登場では
二人とも(特に桐山君)このトラブルに対してしっかり向き合ってた気がする。
まあ、どこかでまんま「諦めたくない」って言ってたしね。

 


前回の投稿で
桐山君は最初からずっと素敵彼氏で、
ののかもそれに応えるべく素敵彼女を目指して奮闘していくのかな~みたいなことを書いたけど
そうじゃなかったな。

元カノに引っ掻き回されたり受験だったりいろいろあったけど…
二人ともが奮闘してた。努力してた。がんばってた!
その結果の素敵彼氏・彼女だねー
良い関係だ~


前回、桐山君がいつからののかのこと好きだったのかなーって話も書いたけど
その辺も全部答え合わせあったね!
ののかが桐山君をいかに自然に好きになったかとかも書いてあった。
ののかは、思ったこと口に出るとかそういうの自覚あったんだね。かわいい。


卒業後に社会人1年目にとぶのはあれだったけど
またカウントダウンイルミネーションで終わるのが綺麗だった。
でも、一応プロポーズしてる、って、最後の最後で桐山君はわかりにくさ発揮しちゃったよね(笑)
読んでる側としては「おれが言おうと思ってた」&指輪パカッでわかるけど…
「言おうと思ってた」じゃなくて自分の言葉で言わないと!!
ののかにははっきり言わないと伝わらないよってアドバイスされてたの思い出して!(笑)

いやーでもこれ
いいね。
終わり方も好きだな。
たとえば最後が、(よくあるような)全部すっ飛ばしての結婚式シーンだと
なんだかここがゴールです感があるけど
プロポーズなの、ここからまた二人の物語が続いていく感じがして好き。

桐山くんとののかの間に立ちふさがった障害(元カノ1(エリハによる試練)、元カノ2(木名瀬さん)、元カノ3)自体は気持ちのいいものではなかったけれど、
だからこそなのかな、全14冊、振り返ってとても楽しかったなと思う。