地震から一週間 | 月の灯火

月の灯火

宮城県仙台市
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10年が経とうかというタイミングで起きた大きな揺れから一週間が経ち、今日ようやく割れたものを拾って捨てたり、掃除機をかけたりした。

 

遅っ(笑)

 

でもね、地震の当日は方々と連絡を取り合ったり、離れて暮らす長男が懇願するので電話をしばらく繋いでいたりと遅い時間の就寝となり、まず恐怖と不安と寝不足でどっぷり疲れる。

翌日は早くから予定通り免許の更新に行こうと免許センターに着いたら、まさかの「臨時受付休止」になっていて、そのまま旦那実家へ行き義両親の様子を見て、次に私の実家へ行き母の顔を見て、そこから次週分の買い物に行って…なんてやっていたらすっかり疲れてしまい、先週の私は全く使い物になりません状態。

 

朝起きてみんなの分の弁当やら水筒やら用意して、仕事行って、それが精一杯。晩御飯も超テケトーな毎日だった。

そうこうするうち一週間が経って、今日ようやく重い腰を上げた次第だったのでした。

 

幸い身内にケガ人や大きな被害はなくて、それでも皆精神的に食らったダメージはとても大きくて。

 

離れて暮らしていることを改めて怖いと感じたり、一緒に暮らしているからと言って今回のように一緒にいるときに何かが起きるというわけではないことを強く感じて。

こうしたことは、忘れてしまったわけではなくても思い出すことも減って、考える機会も遠ざかって、という、そんな時にやってくるようにも思う。

 

先週のホットヨガのレッスンの際、「私たちは、今何かあったらこのまま逃げるということもなかなか難しいですから…」というインストラクターの言葉にはもう頷くしかなかった(><)

 

とにかく。

 

止まっていた時を動かして、また前に進み出すしかない。

その時その時、最善を考えて選択しながら進むしかない。

それしかないんだ。と、今は思う。

 

今日は風が強い。

揺れる山茶花や、その向こうで随分と早く通り過ぎていく雲を眺めながら、時は止まることなく動き続けているのを感じている。

 

さて、これからバキューミング。

今こんな時には、やっぱりバキューミングなんだな。