レム姫の小説+α -27ページ目

レム姫の小説+α

BUMP OF CHICKENと小説好きなら見てみてくださいっ!!
でもでも、好きじゃなくても見てみてくださいっ!!

お母さんは立ち上がり、私をしっかり見る。
「玲美……?」
確かにそう呟いた。
が、それを取り消すように首を振り、私に笑いかける。
「ごめんなさいね、私の子供と顔が似てたものだから……」
「いえ、大丈夫です。すみませんでした」
謝罪を謝罪で返し、私は少し小走りで園から離れた。
少し離れた所で立ち止まり、腕時計で時間を確認する。
30分も過去に居れてる!!
やっぱり、上達してるんだ。
だって、あまり記憶に残ってない写真でタイムスリップ出来たし。
私は帰りたい、と念じてみた。

――――あれ。
視界が真っ白に輝いていないのに、戻っていた。
早いなぁ……。
もう使いこなせるようになっちゃった。
私は冷めた紅茶を啜った。
そして、魔法の料理~君から君へ~という曲に耳を傾ける。
「ただいまー」
お母さんの声がした。
お帰りなさい、と私はCDを消しながら言う。
「またBUMP聴いてたの?」
お母さんは買い物袋を机に置きながら少しうんざりしたように聞く。
「うん」
私はそう言い、スマホにイヤホンを差し、そちらで聴く。
そしてBUMPが嫌いなお母さんと話さなくて良いように、本を読み始めた。