レム姫の小説+α -28ページ目

レム姫の小説+α

BUMP OF CHICKENと小説好きなら見てみてくださいっ!!
でもでも、好きじゃなくても見てみてくださいっ!!

過去から帰って来た私と奈那子は、その後好きなアーティスト、BUMP OF CHICKENの話に華を咲かせ、奈那子の帰宅時間になった。
私は奈那子を見送りするため、玄関に行く。
「玲美、今日はありがとね。楽しかったよ」
そう言って奈那子はドアを開ける。
「あっ、ちょっと待って」
私は外に出た奈那子を引き留めた。
「タイムスリップの件さ、私と奈那子だけの秘密にしようよ」
「そうだね、じゃ、帰るから」
奈那子はきちんとお邪魔しましたと言い、出ていった。

1人になった私。
タイムスリップ出来る、ってことをお母さんとお父さんに言うべきかな……。
私は一瞬迷ったが、言わないことにした。
だって信じなさそうだし、なんかタイムスリップすると疲れるし。
私は紅茶を淹れるため、ポットにお湯を入れ、ティーカップを用意する。
お湯は直ぐに沸き、ティーカップにティーバッグを入れ、お湯を注ぐ。
入れたとたん、レモンの爽やかな香りが鼻を刺激する。
私はその香りに満たされている部屋の中、1人でタイムスリップのことを考えていた。
……奈那子とタイムスリップしたときは、約5分長くタイムスリップ出来た。
ってことは、人数が増えると時間が延びるのか、もしくは私が上達したか。
何回もタイムスリップすれば上達して、時間が延びたり、あまり記憶に残ってない写真でもタイムスリップ出来るようになるんじゃないか――――。
そこまで考えて、紅茶を啜る。
そして立ち上がり、CDコンボにCDをセットする。
スタートを押すと、聞き慣れた、歌声。
三ツ星カルテット。
ちょっとナーバス気味になった時とかによく聴く。
聴きながらまた紅茶を啜り、和室のアルバムを取りに行く。
それを机の上に置き、開く。
入園式の時っぽい写真を見つめる。

――――あっ。
気がつくと、幼稚園にいた。
タイムスリップ出来ちゃった……。
唖然としている私は、写真を撮ったりしている親子から見ると邪魔らしく、何人にも、邪魔、と言われた。
行く当ても無いので、私は園から出た。
するといきなり、誰かとぶつかった。
「すみません――――」
私は咄嗟に謝り、ぶつかった人の顔を見る。
その人は私のお母さんだった。