レム姫の小説+α -16ページ目

レム姫の小説+α

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あの後、俺は家に帰り、決心した。
清美は俺とのの記憶が無くたって、俺は清美の事が好きだから。
俺はこれからも清美を愛し続けよう、と。

次の日、清美は先生と教室に入って来た。
「皆ー、よく聞け。清美は交通事故で全ての記憶を無くしている」
「「「「「「えーっ!!」」」」」」
クラス中大騒ぎになる。
清美はものすごく性格が良く、クラスの沢山の人々に好かれていたから。
「うるさい、うるさいっ!!清美は記憶が無いから、当然お前らの事も忘れている。あまり記憶を刺激するような事を言うなよー」
「「「「「「「はーい」」」」」」」
クラスの皆が一斉に返事をした。
……はずなんだが。
授業が終わり、休み時間に入ると同時に清美の周りに人が集まってきた。
「清美ちゃん、あたしの事覚えてないの?」
「為田さん、僕の事も忘れているのかい?」
「為田、俺もかよ?」
皆が皆、凄い剣幕で清美に話かける。
清美は本当にすまなさそうな顔でごめんなさい、覚えてないの、と繰り返している。
――――清美。
俺は心の中でそう呟いた。
俺の事、思い出してくれ……。