許せない奴がいる。


やられたことは一生涯忘れることはない。


しかし、時間が経つと忘れることが多くなり、時はクスリと知ることができた。


そして、この件をキッカケに、私は新しい生き方ができるようになった。

自由で誰にも縛られず、属さず、目の前にいる人に喜びを与えることに集中できる環境。


男がやるべき仕事として、これほど嬉しいことはない。


そいつに感謝する気は全くないが、ピッケルで殴ってやろうという気はなくなったのは間違いない。