富山県も明日4/23からの休業要請が出た。

ついこの前まで、富山県は立山に守られているからコロナウイルス感染者がゼロなんだとか言っていたのが懐かしい。
山岳ガイド業は休業中で、室堂勤務の安全登山業務もアルペンルート閉鎖で完全なる失業者になってしまった。

しかし、今すべきことは、これ以上の感染拡大を出さないこと。個々が、それに則った行動をすること。

優秀な登山者は、自分をコントロールすることが得意な人のはずだ。

家では活発な子供達がストレスにならないよう、雨の日はホームクライミングしたり、将棋を教えたり、トランプしたり、庭掃除をしたり。
幸い、我家は海の近くなので釣りしたり、サイクリングしたりできるのが救いかな。
近くに呉羽山もあるので、お弁当持って行ったり、ラーメン作ったりして、山を歩くのも楽しい。

今まで、家にいる時間が特に少なかったので、良い埋め合わせになっている。

このコロナショックが、今後の日本にどのようなダメージをもたらすかは誰にもわからないはずだけど、様々な預言者が出てきて不安を煽り、ワイドショーでは暗くなる情報ばかり。SNSでは政権批判、正義マンが他人への行動を批判して炎上。
明るい話題以外は、あまり見ないようにした方がいいかな。

こういう時こそ、笑顔で声を掛け合って生きたいもの。

捨てる神あれば拾う神あり。
充分な蓄えもなく抱えるものだけが大きい失業者を心配して、お客様達が食料を送ってくれたり、ガイド料の先払いを申し出てくれたり、行ったつもりガイド料を払ってくれたり、目頭が熱くなる日々。
事態が落ち着いたら、今我慢している分を3倍返しでガイドをお願いしますと言われたら、落ち込んでいる暇なんてない。

これから、リカバリーまで何ヶ月、何年掛かるかわからないコロナショックだが、応援してくれる方々のために絶対生き延びて、笑顔で剱岳に登れる日を待ちたい。

たぶん、夏に奇跡が起こると信じている。
単なる勘だけど。