命日昨日は私のところでガイド修行していた男の命日だった。私のところでガイドを勉強させてくださいと来た人は数多いが、最も真摯に勉強していた男だった。山というのは、真面に向き合い過ぎると、実に恐ろしい。隠れた落し穴が沢山用意されている。表現は難しいが、少し怖がりくらいがちょうどいいと、私は思うのだが…。だから私は三流クライマーであり、三流ガイドなのだ。でもそれが私だから仕方がない。