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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 螺旋階段 ブレディウス美術館





ロンドン・ナショナル・ギャラリーにあるサミュエル・ファン・ホーホストラーテンの「ピープ・ショー・ボックス」は以前に紹介した。今度はピーテル・ヤンセンス・エーリンハ(ピーテル・ヤンセンス・エリンハ)の 「ピープ・ショー・ボックス」と、彼の作品を紹介。


記事 サミュエル・ファン・ホーホストラーテン  フェルメールの時代


REMOVE-Pespectieve doos

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ  「ピープ・ショー・ボックス」 1660-80 ブレディウス美術館


晩年まで制作が続けられた作品のようだ。左には画家、右には画中画のある部屋があるが、サミュエル・ファン・ホーホストラーテンが長方形の箱型なら、こちらは三角形の底を正面にしている。


このブレディウス美術館所蔵のピーテル・ヤンセンス・エーリンハの 「ピープ・ショー・ボックス」。個人所蔵の「「画家と読みものをする女性、掃除をする召使のいる室内」のモチーフにそっくり。





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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 画家と読書をする女と召使 シュテーデル美術館
Interior with Painter, Woman Reading and Maid Sweeping

さて、この「画家と読書をする女と召使」には、召使が描かれていない作品がある。スキャナから取り込んだので画像は悪いけど、実物の作品はなかなかよかった。でもピーテル・ヤンセンス・エーリンハだったか模写作品だったか・・・。

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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ? オランダの室内(画家と読書をする女) 所蔵先不明
Interior with Painter, Woman Reading


「画家と読書をする女」には、犬が描かれている。シュテーデル美術館と比べると画中画も同じであるところが面白い。もう一枚は召使が後ろ向きの作品。





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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ テーブルに着く男女と召使のいる室内 個人所蔵
Interior with Seated Figures


この作品は「画家と読書をする女と召使」と同様に、作者不詳の模倣作品も多い。引用はたぶん間違いのない美術書を参考にしている。この「テーブルに着く男女と召使」は、「画家と読書をする女と召使」のほか、次の作品にも似ている。


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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 喫煙者 1669-70 所蔵先不明


部屋のつくりも少々違い、右には幼女が描かれている。召使とパイプを吸う主人は同じ人物のようだ。


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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ  音楽家 ハッリウィル美術館
The musicians  Hallwyl Collection


わからない作品をアップして申し訳ないけど、「画家と読書をする女」が掲載されていた美術書にいっしょにあった「音楽家」という作品。


ここには召使は描かれていないけれど、彼女がメインになっている作品がある。まったく同じ作品に見えるけど、鏡に映る顔が違う。





REMOVE-The Sweeper, 1670 Petit Palais

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 掃除をする召使 パリ市立プティ・ パレ美術館
The Sweeper  Petit Palais



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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ オランダの室内 1660-70 エルミタージュ美術館
Room in a Dutch House  Hermitage Museum


これもまた、模倣作品が多い。ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ自身も少なくとも同じ構図のこの2枚を描いているのだから。同じタイトルで別な作品「オランダの室内」は、他にもある。



 

シュテーデル美術館の「画家と読書をする女と召使」に描かれている主人側の読書をする女も従者の召使同様にクローズアップされた作品がある。


REMOVE-Reading Woman

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 読書をする女 アルテピナコテーク絵画館
Reading Woman  Alte Pinakothek

この女性、読書に飽きたのかギターを弾き出した。本は床に。


REMOVE-Playing Guitar

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ ギターを弾く女 フェニックス美術館
Interior with Girl Playing Guitar  Phoenix Art Museum


この「読書をする女」の模写作品も多いが、なんとフランスの画家で写実主義のフランソワ・ボンヴァン(1817–1887)の模写があった。


REMOVE-François Bonvin

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハの模写作品「読書をする女」 1846–47
フランソワ・ボンヴァン メトロポリタン美術館所蔵
A Woman Reading, after Pieter Janssens Elinga  Francois Bonvin Metropolitan Museum


 

「画家と読書をする女と召使」はシュテーデル美術館所蔵で、ちょうどフェルメールの「地理学者」ヘラルト・テル・ボルフの「ワインを飲む女」 も同じ所蔵先になる。ピーテル・デ・ホーホ とも同じ時代。


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Attributed to after Pieter de Hooch,  Previously attributed to Janssens, Pieter
Leamington Spa Art Gallery & Museum

この作品はピーテル・ヤンセンス・エーリンハとされていた「オランダの室内」だけれど、もともとはピーテル・デ・ホーホ の消失した作品。ピーテル・デ・ホーホの作品模写で、オリジナルはアレンバーグ公爵が所有していたものらしい。




さて、次はピーテル・ヤンセンス・エーリンハなんだろうかという作品は、ブレディウス美術館所蔵のもの。


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ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 真珠をつなぐ女 ブレディウス美術館
Lady With a String of Pearls 



REMOVE-Pieter Janssens Elinga

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 静物画 個人所蔵
Still Life with Fruit


REMOVE-Still Life with Citrus Fruit

ピーテル・ヤンセンス・エーリンハ 静物画 柑橘の果実 アシュモレアン博物館
Still Life with Citrus Fruit Ashmolean Museum


最後は静物画2作品を用意した。かなり静物画は作品として残っているようだ。