YOROCOBIデザイン事務所
暮らしヨロコビ♡デザイナーの喜多野悦子です。
千葉県鴨川市で
古民家鑑定のお仕事してきました。
朝9時現地集合
坂道頑張ります。
行きたいと思ってたら
現場はこのすぐ近く!
楽しい仕事だなぁ!!!
古民家鑑定
古民家のコンディションを調べます。
大工さんや
建築士さんが
耐震の調査をしたり
床下をリモコンカー走らせて撮影したり
ドローンで屋根の上の様子みたり
私はというと
目で見えるところのチェック。
壁とか床とか
2時間ほどで終わり、
お昼ごはんは『自然王国』のカフェ
行きたいと思ってたの!
わーい!
おなかいっぱいになったから、、、
2件目がんばろぉー
茅葺きが凄すぎる!
『詫びしいよなぁ』と
大工の棟梁が私に言った。
『こんな風に古民家が
廃れていっちまうなんてよぉ、
あまりに詫びしいよなぁ!
喜多野さんよぉ!
小説に書いて伝えてくれよぉ。』
棟梁、
私は小説は書けないけれどね
ここに記しておきますね。
1軒目の古民家鑑定したおうちも
そしてこの2軒目も
屋根を飛ばされている。
2軒目のこの家は雨漏りのまま放置でし
家の中はカビだらけになってしまい
床は朽ちていた。
この家の持ち主の方は、
相続しただけで
ここに住んだ思い出もなく
愛着も何もないそう。
この家は
言ってみればただのお荷物なのだそうだ。
親戚が周りにいたりして
簡単に売ることもできず
ただ放置している状況。
今回は
持ち主ではなく
この古民家をなんとかできればと
思っている方からのご依頼のようだ。
『材料はすごく良いものを使っているよ』
棟梁が、柱を見ながら
『もったいねぇよなぁー』と呟く。
屋根裏に隠された梁は
棟梁も唸るくらいの立派なものだった。
構造はまだまだ使えるとのこと。
古民家のリフォームはどうしても
かなりの費用がかかってしまう。
それでもね
今ではもう手に入らないような
素晴らしい材料を使っていて、
価値はある。
材料だけでない。
ひとつひとつを手で刻んだ
当時の大工さんの素晴らしい作品
こんな仕事ができる人が
今日本に何人いる??
壊してしまったら、
作れる人はもういない。
お誕生日を迎えて70になったばかりの棟梁が
(朝イチで昨日お誕生日だったと報告してくれる可愛い棟梁)
『80まであと10年。。。10人は育てたいよなぁ』って。
私がもう少し若ければ、
弟子入りしますと言ってしまったかも。
(不器用だからできないけど)
やっぱりなんとか
残さなきゃいけない。
これは日本の財産。
残すべきもの。
改めてそう思った一日でした。
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