ココロとカラダが悦ぶ事をつくる『よろこびデザイナー』のえつこです。
ここ数日
私が誰かのために
何ができるのか
考えている。
誰かといっても
その人がどんな人なのか
想像しづらいので
10年前の自分にしてあげられることを
考えてみた。
私は何をしてあげられるのか?
そもそも当時の自分は
何を悩んでいたのだろう?
10年前 36歳
子どもは10歳と8歳。
その頃の事には
ずっと蓋をしてきたので
日々どうやって過ごしていたのか
よく思い出せない。
当時の手帳は見たくなくて
箱に入れて物置の奥の方にしまいこんでいた。
ドキドキしながらそれを引っ張り出し
もう黄ばんできた手帳を開いてみた。
そこには淡々と
経理の仕事のスケジュールと
子どもたちのスケジュールと
私の簿記検定のための勉強予定
あとは読みたいと思っている本のタイトルメモが書かれていた。
あの時、『1人で生きていく』という覚悟をしたのだった。
でも自分には何もなくて
子ども2人を養う力はなく
『結局私には何も出来ないのか?』と
落ち込んだ。
どうしても困ったときには
やってきた経理の仕事で
パートででも雇ってもらえるようにしておこうと
簿記2級の勉強をしていた。
スクールに通えるお金も時間もなかったので
コツコツ独学で。
その時、私が何を思っていたのかは
殆ど何も残されていなかったけれど
ページの端っこに小さく書かれた
当時の私の姿を見つけた。
『大丈夫。
毎日を一生懸命に生きれば
私は生きていける。
大丈夫。』
なんだか
痛々しくて泣けてきた。
もしもあの時の私と
同じような人がいたなら
私に出来ること
何があるのだろう。
それが見つかれば
あの時私が経験した事が
意味のある事にかわる。
だから
見つけてあげたい。
あの時の私のために。
とりあえずあの頃の私に言っておこう。
10年後
幸せを感じて生きているよ。


















