初夏のある日のこと。
新潟のOHANAの家のみきちゃんから
連絡が来ました。
『えっちゃんに白羽の矢が当たりました。OHANAの家の屋根裏部屋をリフォームしてください。』
思わず
ありがとうございます!
って言っちゃいます。
とりあえず下見に行った8月。
実はみきちゃんと会うのは2回目。
でもお互いもうずっと前から
お友達のような感覚です。
みきちゃんは
助けを必要とする子どもたちの声を聴けば
夜中だろうとレスキューに出動します。
みきちゃんは全身全霊子どもたちに、愛を注ぎます。
OHANAの家は、
そんなみきちゃんに保護された子どもたちが
いつでも帰れる場所なのです。
今回
『屋根裏部屋を天国のような部屋にしてほしい』と言われ最初❓がとびました。天国???
聞けば、
ずっと離れて暮らしてきた娘さんと
一緒に住む場所にするといいます。
そうか
とにかくいつも走り回っているみきちゃんが、
娘さんと水入らずで
安心してリラックスできる部屋にしよう。
私の提案に、うんうん、と嬉しそうに頷いてくれています。
そして
この部屋を仕上げるためには
娘さんと一緒に作業がしたいと伝えました。
10月になり
みきちゃんとの電話で
生後2ヶ月から15年会っていなかった娘さん
(最初聞いていた娘さんとは別の娘さん。)
がOHANAの家にやってきて一緒に暮らす事になったと知りました。
そして
娘さんは
今まで色んな辛い思いをしてきた事
人と関わりたくない事
学校にも行きたくない事
自己否定が強い事
だから一緒に作業は難しいかもしれない事を聞かされました。
OHANAの家に行ったのは
台風19号が来る3日前
天井にクロスを貼り
床にコルクタイルを敷き
パレットベッドをつくり
みきちゃんの夢だと言う天蓋をつけます。
作業を始める前に
部屋から出てきていた娘さんに会ったけれど
後ろ向き。
そのまま挨拶をする。
まだお顔は見せれないって。。。
3日間のうちで会えたら良いなと思っていました。
そして、、、
下地が仕上がった時、娘さんは
壁にペンキで絵を描きに来たのです!
思ったより早く会えました!
はじめまして😊。
きちんと挨拶し
きちんとお話をする
可愛らしい女の子だった。
その次の日
みきちゃんは不在。
昼ごろ起きてきてご飯を食べていた娘さん。
『手伝ってよ』というと、
『いいですよ』と快くお返事をもらえました。
そのあと私の友達が助っ人に来てくれて
大勢の中でも平気かなと心配したけれど
大丈夫ですといって、一緒にクロスを貼りました。
3日目、娘さんにはお部屋から出てくることはなく、会えませんでた。
でも
みきちゃんから娘さんのお手紙を受け取りました。
『お部屋作りありがとうございました。あの部屋でもっとたくさん思い出を作っていきたいです。』
涙が出ました。
みきちゃんもウルウル。
みきちゃんは
今回
娘さんが部屋から出てきた事、
私たちが一緒にお昼ご飯を食べた事、
作業を手伝ってくれた事は
信じられない!ミラクルだ!と言っていました。
私が起こしたミラクルだと。
自分では
全然自分が起こしたミラクルだなんて
思っていなかったけれど
私がやるべきことは
こういう事なんだろうなと
なんとなく思いました。
部屋を作ることを通して
家族同士だったり
仲間同士のつながりや
目に見えていないものを
つくり
それが悦びとして現れたら最高なんだと。
娘さんは
学校には行けていないようです。
学校に行けない子は
私の周りにも沢山いたけれど
そんな子たちは世界に出た方が良いのではないかと思っています。
世界は広い。
自分が知ってる世界はほんのちょっぴり。
それに気付いた時
悩んでいる事はちっぽけな事
自分の居場所は他にも沢山ある事にも気づき
羽を広げて自由に羽ばたける気がするのです。
私は娘さんに
スリランカの色んな景色を見せたくて
スリランカの優しさで包んであげたくて
『スリランカにいかない?』
と伝えてもらいました。
そしたら
なんと
行く
そう言ったんだって。
私は連れて行きたい。
ちなみに、
私たちが帰ったあと
その夜から娘さんは
屋根裏部屋にいるそうです。
彼女のいう通り
この部屋でこれから
今まで離れていた分を取り戻すくらいの
たくさんの家族の思い出を作って欲しいです。




