カンボジア視察報告②

飛行機で5時間、ベトナムホーチミンで乗り継ぎ。ホーチミンから1時間ほどで、カンボジアの首都プノンペンに到着。
日本とは2時間の時差。飛行機を降りると、モワァァァとくる暑さ。どうやら雨が降ったようで雨の匂い。
カンボジアは雨期に入ったばかり。

どうやら、今年一番の雨が降ったらしく
道路は半分川状態。。。床上まで溜まった雨水を掃出す人もちらほら。





空港まで迎えに来てくれていたのは、日本人の美和ちゃん。
美和ちゃんは、NPO法人MAKE THE HEAVEN http://maketheheaven.com/cambodia/  のスタッフの一人。カンボジアに住み、MAKE THE HEAVENが運営するくっくま孤児院でお母さんとして26人の子どもたちと暮らしています。

ホテルに荷物を置きに行き、そのまま美和ちゃんと夕飯を食べにいくためトゥクトゥクに乗り込みます!
いつも走ると風が気持ちよいトゥクトゥクですが、雨の予防にビニールの雨除けをかけていて、蒸し暑い!!


美和ちゃんに何が食べたい?と聞かれて、とりあえずカンボジア料理をリクエスト(私は生胡椒を使ったイカ胡椒炒めを希望)

プノンペンいる間は、美和ちゃんが一緒に行動してくれました。
クメール語を流暢に話す美和ちゃんが、10年来の付き合いのおじさんのトゥクトゥクをチャーターし 美味しいお店、素敵な場所に連れてまわってくれました。




 私がカンボジアを好きになったのは、MAKE THE HEAVENのツアーに参加したからかもしれません。
 スタッフの皆さん自身が、よかったと思うところに連れて行ってくれて、美味しいと思った料理を注文してくれるから。
 スタッフ全員がまずはみんなにカンボジアを楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいと思って自らも楽しんで案内してくれている。それが、あらゆる場面で感じられる。


それって、どんな職業であっても大切な事なんじゃないかと思う。お客さんの立場で、お客さんを思って、お客さんが楽しめるように、自らも楽しんで。。。
最後の「自らも楽しんで」ということ、忘れないでいたい。


そして、初日の夜、行ったお店は、カンボジアバーベキューが楽しめるニモルレストラン。
ここは、以前孤児院を運営していた方が経営している。孤児院は子どもたちが大きくなって解散したけれど、まだ小さい子どもたちは、このレストランのパパママと一緒に暮らしている。
そして、このレストランでの料金の一部はそんな子どもたちのために使われる。
ここでも、美味しいものを食べるだけで ちょっとした支援になるのだ。

美和ちゃんおすすめの空芯菜の炒め物は、間違いない美味しさ。




写真を取り忘れましたが、イカ胡椒もイケる!
カンボジアでビールといえばアンコールビール!
バーベキューにはお肉や新鮮なイカ。そしてカンボジア料理によく一緒に出てくるのが「ライム胡椒」胡椒にライムを絞るのだけれど、これが万能調味料!何につけても美味しい!


そして、この日一緒に夕飯を食べた人がもう一人。
2週間くっくま孤児院で算数を朝から5時間教えた日本人男性。この日の夜に帰国するという事で一緒に夕飯を食べながら、くっくまでの算数の様子を教えてもらう。(翌日は我々が、くっくまで算数授業を行う。)
 日本では、会社員らしいが、リフレッシュ休暇をもらえたという事で、2週間みっちり、くっくまに通い朝7時から12時まで、算数特訓だったという。(大学院で数学を専攻していたとか・・・)
 彼が教えていて感じた事は、やはり学校では十分に教えてもらえていないこと。教える以前に教師がきちんと理解していないだろうという事。教科書の内容も 不十分だという事。繰り返しの練習がされていないこと。基礎が十分でない状態で新たな事を教えるのは無理がある事。。。
 彼が、2週間やり切った様子と共に、なかなか思うように進められなかった歯がゆさが残っている様子もうかがえた。
一人で、休暇を使って 子どもたちに算数を教えにカンボジアにくる。それもまた一つの支援なのだな。

そんなお話を聴いて、くっくまでの授業が楽しみになってきました!
つづく