復興大臣による失言が相次いでいる。政治家の失言自体もよく聞く話なのだが、特に復興関連で多いようだ。

 

政治家としての特性、与党としての特性、そして復興大臣としての特性の3つの観点から、背景を分析する。

 

まずは政治家として。選挙で選ばれるプロセスでは、散々、国民に向けた演説を繰り返すのに、そしてそこでは良いことしか言わないのに、なぜ、失言してしまうのか。演説では、予め準備しておいた筋書通りに話すだけでよいが、就任後は、咄嗟のアドリブ発言が求められる。演説の内容が本心ではなく、当選のためだけに作り込んだような人にとっては、アドリブは難しいだろう。また、選挙を過ぎた後は、国民と実際に接する機会がなくなってしまうので、演説の時には本心で思っていたことも、仕事をする中で忘れてしまう面もあるのかも知れない。

 

次に与党として。党の目指すところとしては、選挙の度に票を取り続けて、再選者を増やしていくこと。そして、お金を持っている団体から献金してもらうこと。復興関連は、票の多さで言うと、それなりにあるような気はするが、なかなかお金にはならないから、彼らの中での優先度は低いのかも知れない。

 

最後に復興大臣として。財務大臣や法務大臣と違って、これまでずっとあったとか、これからもずっとあるとか、という役職ではなく、スポット的な、一時的な役職だ。そういう意味では、政治家の発想として、そこまで積極的に取りたいポストではない可能性もある。結果として、多少フワッとした人材がその職についてしまうことが、あるのかも知れない。