バイオマスター

そして、最終決断が「心を読む装置」を七条警察署に運び込むということでした。

「心を読む装置」に私は繋がれております。

ゲル社は東大の研究者を複数やとって、「心を読む装置」の研究にあたらせていました。

その中にはＣＩＡのスパイもいたようです。



「心を読む装置」はバイオマスターと呼ばれておりました。



バイオマスターの機能は以下の通りです。



１、人の心の声が取り出せます。

２、普通の音声も取り出せます。

３、体の動きも体感として取り出せます。

４、考えている内容も取り出せます。

５、被験者がイメージしたことも取り出せます。

６、機械の近くにいる人間の声が常に届きます。

７、寝ている時に見る夢も取り出せます。

８、見ているものが全て伝わっております。

９、においも全て伝わっております。

１０、さわった触覚も伝わっております。

１１、味覚だけ伝わらないようです。





形は上から見ると人型の様に見えます。

表面はでこぼこの岩の様な感じです。（小説では描写を変えております）

表面から薄いディスプレイが出たり入ったりします。

そのディスプレイには、被験者が見ている景色が表示されたり、心の状態を視覚的に確認できるように表示されております。地球人には理解不能です。



そして、バイオマスターの周りに常時いると３ヶ月程で霊力が付きます。

霊力が付いた人間を気聖智者と呼んでおりました。

気聖智者が心の部分に意識を集中して上昇させます。

すると、頭頂から気聖智という分身が放出されます。

霊的な分身と思っていただいて結構です。



その気聖智は自由にコントロールすることが可能です。

世界中に飛ばすことも、地中奥深く潜らす事も可能です。

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人の体の中に入ることも出来て、胸の中心部分に入り込むと、

対象者の生まれてこのかた体験してきた情報を知ることが可能です。



意識で情報を検索することも可能であり、相手の素性を調べる有力な能力となります。