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精神的な病気と約20年

そんなわたしの本音


現在闘病記執筆中
(休筆中)

最初の異変は不眠。

寝つきが悪い、
夜中に目覚める。


それから通学途中の電車内で
立ってられないほど苦しくなりました。


そしてじわじわ迫る憂鬱感…




大学は休みがちになり、

バイトに行くのが酷く辛くなってきて
それでも行かなくちゃと思い、
わたしがいつの間にか取った行動は、
ペンで手の甲を刺しまくること。


そうでもしなきゃ行けなかった。



この辺りから自傷が始まりだしたんだと思う。


ペンで刺していたのが、
気付けばハサミに。

ハサミから剃刀に変わって。


そして手の甲に刺していたのは腕に。

刺す、から切る、に変わっていった。




腕の傷は、どんどん増える一方。


まだ理性を保てる時は
なるべく見えない二の腕とかが
多かったのですが、

いつの間にか腕全体が傷だらけになって。



死ぬつもりで切っていた訳ではないんです。

耐えがたい憂鬱や苦しみ、
それでも頑張らなくてはという思いを
腕にぶつけていました。


勿論誰にも異変を告げる事はなく、
告げる人もいなかったし。


真夏でも長袖で隠していました。





それからどのくらい経ったのかな…

もう19歳になったかな。


高校時代の親友と
久しぶりに会う事になりました。


「今ね、こんなんなってるねん」

わたしはあっけらかんと笑いながら
袖をまくって言いました。


その時は何かを期待していたつもりもなく。

なんとなく腕を見せただけ。


助けを求めたわけでもなかったけど、
今思うと
心のどこかでは助けて欲しかったのかな。



「どうしたん?!
ちょっと…病院行ったら?!」

親友の焦る言葉で始めて病院に行く、
という事に気付きました。


いや、「精神科」という選択肢は
親友に会う前から、
全く無いことはなかったんだけど、

わたしが行く場所ではない、
わたしなんかが行ってはいけない、
わたしがそんな病気になるわけない、

そのような考えを持っていたから、
「精神科」という選択肢は捨ててしまっていた。



最初は多くの人がそうなんだと思うんです。

特に真面目な人とかは。

精神科の門扉はまだ高いと思う。



でも今なら言える。

迷わずに精神科の扉を叩いて下さい。

それ以上悪化させてしまう前に。




そうして高校時代の親友のお陰で
精神科に行く事に決めた訳だけど、

その病院はわたしには合わず、
そして苦しみも治ることもなく、

むしろこれはただの始まりでした。