私の好きな料理のひとつにオムレツがあります。
もちろんオムライスも大好きなメニューです。
ふんわりとした卵、焼くのも頂くのもしあわせの象徴のような食べ物。
オムレツにまつわる本も好きです。
こちらはシャンソン歌手の石井好子さんの著書「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」と
「東京の空の下オムレツのにおいは流れる」。
題名は、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督による1951年(昭和26年)のフランス映画『巴里の空の下セーヌは流れる』(Sous le ciel de Paris)からだそうです。
そして作家の森茉莉さんの「貧乏サヴァラン」と短編集の「玉子 ふわふわ」です。
サヴァランとは、フランスのブリア=サヴァランはフランスの法律家、政治家にして美食家の名から付けたようです。
私はこの本の中でも特に森茉莉さんの玉子にまつわる話がとても好きで、読む度にほっこりした気持ちになります。
調理師学校へ通っていた頃は、近くのスーパーで安い卵を買ってきて、放課後友人たちと実習室で何度も焼く練習をしたオムレツ。
今ではお家で楽しく時折焼きます。
さすがのボリュームと美味しさです。