こんにちは。
エーゲ海・地中海のクルーズ8日目。
ギリシャの島々の寄港を終えて、この日からイタリアの地中海沿いの港町を巡ります!
初日はイタリアのカターニア🇮🇹
街並みが世界遺産というシチリア第二の都市。
イタリアはいろんな都市を巡ったけど初めての場所でワクワクしていたところ、、
早朝に船内アナウンスが。
「皆様にキャプテンから大切なお知らせがあります」
「昨夜、イタリアの公安から救助要請があり、この船は深夜に航路を変更して難民救助にあたりました。
残念ながら昨夜の航路変更のため、本日のカターニアへの寄港はできません。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
でも、救助は無事成功し、200名の難民の命を救うことができました。」
これを、様々な言語に訳して繰り返し放送されました。
この優雅な船旅の中で、こんなドラマのようなことが起きてたなんて。。
私たちがぐっすり寝ている間に、キャプテン初めクルーの皆さんが多くの人々の命を救っていたと思うと胸が熱くなりました。
昨今の中東の情勢に関係があるかは分かりませんが、まさにガザ地区は地中海に面して、ギリシャやイタリアはまさに難民航路なのではと、色々と思考が巡りました。
日本にいたら遠い話だった中東問題、難民問題を少し近くに感じて、ニュースを読み漁りました。
世界史で学んだ中東の争いが今なお、この現実世界で続いていることを実感。
自分たちが毎日充実して過ごしているすぐそばで、苦しい思いをしている人々が多くいることに胸が痛くなります。
「悲しい」という言葉で済ませてはいけないんだろうけど、考えれば考えるほど、無力さを感じるばかり。
子供たちの時代にも引き継がれないよう、今私たちができることは「知ること」「伝えること」なのかな。
子供たちは、先日広島の平和資料館や原爆ドームに行ってから「戦争」というものを少し理解して自分の言葉で説明してくれるようになりました。
今回の旅では先日のUAE以外にも、中東地域も訪れる機会があるので、この機会に私もしっかり学び直して、自分の言葉で子供たちに今起きている現実を伝えてみようと思います。
まずは1日も早い解決を祈るばかりです。
Remi