こんばんは


先週末は、再び石巻の雄勝へ行ってきました。

報道にもありましたが、昨年の大津波により、公民館の上に乗り上げたままになっていた観光バスが、ついに降ろされることになりました。







私が初めて石巻を訪れたのは去年の5月、
当時に比べると瓦礫がかなり片付けられているものの、震災の爪痕は一年たつ今でも、あまりにも大きく残っていました。


これまで、被災地の方々が互いに元気付ける姿をたくさん目にし、私自身たくさんの元気を与えられてきましたが、テレビで目にするような涙は、一度も見たことがありません。


私たちの知らない日常で、何ヵ月も避難所で過ごし、瓦礫の中で生活し、仮設住宅へ移った後も、不自由を余儀なくされ、依然今後の不安に襲われていることだと思います。

いつも笑顔で元気だった方々、子供たちが、想像もつかないような辛い思いを長い間経験し、あまりにも多くの大切なものを失い、数えきれないほどの涙を流していたんだろうと思います。





吹雪の中、地元の方々が半袖で太鼓を打ち、

佐渡から支援に来た方々から、豪勢な海老汁が振る舞われました。



このバス降ろしの背景には、
この震災のことを後生に残そうという思いと、
この辛い経験を忘れたいという切実な思いが、
相反して存在していたそうです。


私の地元広島市には、原爆ドームが世界遺産として残されており、国内外を問わず多くの観光客が訪れ、原爆の悲惨さを表すシンボルとして、今なお重要な意味を持っています。

そのモニュメントには、こんな言葉が刻まれています。


『安心してお眠りください。
もう、二度と同じ過ちは起こしませんから。』



今回の震災は決して人為的なものではありませんが、報道等を見ていると、防げたはずの悲劇も少なくはないと感じます。


そのようなことが二度と繰り返されないためにも、どのような形であれ、誰かが伝えなくてはならないことがあるはずです。


原爆のあと、100年は何も育たない、人も住めないと言われた広島は、数年後には立派な都市へと復興を遂げました。


私の祖父は、焼け跡で見つけたぺんぺん草を見て、この土地はきっと元に戻れると確信したそうです。


東北もそう、
きっと大丈夫。


一歩ずつ、それぞれのできることをしていけば、きっと元通りになるはず。






改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。






前回の記事を見て声を掛けて下さった地元の方。



会社の同僚の方とクロも一緒に参加しました。





案の定風邪を引いてしまいました。。

皆様お身体には気を付けてください。


xoxo,
Remi

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