おはようございます
遺伝子ライフプロモーターの江見です

今回は、常染色体劣性遺伝についてまとめていきます。

※劣性遺伝には、「優性遺伝よりも劣っている」という意味はありませんので、誤解のないようにしてください。

常染色体劣性遺伝病は、原因となる遺伝子の異常を、両親からそれぞれ受け継いだ場合のみ発症します。

どちらか一方の親からのみ、受け継いだ場合は、発症せず、自分が原因遺伝子を持っていることを知らずに、健康なまま一生を終える方が多いです。

この場合、「保因者」と呼ばれます。

自分が保因者であれば、全く健康な人と同じような生活をできます。


しかし、子供に原因遺伝子を引き継ぐ可能性は50%。

もし、配偶者からも同じ遺伝子を子供が受け継いだ場合、健康な両親から常染色体劣性遺伝病を発症した子供が生まれるのです。


常染色体劣性遺伝病には、ウィルソン病や肢帯型筋ジストロフィー、鎌状赤血球性貧血などがあります。


ご自身というよりも、どちらかと言えば子供、孫のためにも、常染色体劣性遺伝病に関連する遺伝子に異常がないかどうかを知っておくことも大切です。



さて、次回は、本日ニュースにも取り上げられていた「父親の年齢が高いほど、子供の遺伝子に突然変異が起こる」についてまとめていこうと思います

それでは、今日も一日がんばりましょう