おはようございます
遺伝子ライフプロモーターの江見です

3日間、遺伝性疾患の少し難しい話が続いたので、今日は、「縁結びの遺伝子」の紹介をしたいと思います。


縁結びの遺伝子…


私たち人間は、精子が卵子に結合し、そして、精子が卵子と融合することによって受精が行われ、新しい生命が誕生します。


この生命の神秘とも言える受精には多くの遺伝子が関係しているのですが、今回はその中でも日本の研究によって発見された「IZUMO1」と呼ばれる遺伝子を紹介します。


IZUMO…いずも…


そう、この遺伝子は、縁結びの神様として有名な出雲大社にちなんで名づけられました。


このIZUMO1は、第19番染色体にあり、受精の精子側の大切な機能を担っています

そして、IZUMO1が正常に働かなくなると、男性側の不妊になると言われています。
(ちなみに女性側は、CD9と言う遺伝子がなくなると不妊になります)


現在、10組に1組が不妊に悩まされています
そして、不妊治療を行っているカップルは年々増え続けています。


遺伝子の研究、そして日常生活への応用は、不妊をはじめとするさまざまな不調・病気を改善する希望の星になる可能性を秘めています。


皆さんも是非遺伝子の最新情報に注目してみてください。


明日は、再び遺伝性疾患についてお話します!

ついに、関心の高い単一遺伝子疾患を解説しますので、見ていただけると嬉しいです