こんにちは
昨日の雨、風はどこへやら今朝は少し肌寒いですが晴れ間が見えています。
長くて厳しい冬でしたが、ようやく桜の花が咲き始めました。
大好きな桜の花
その可憐で見事な咲きっぷりに毎年元気を貰います。
--------------------葉よりも先に咲く花「さくら」 ---------------------------
桜といえば、葉よりも先に花が咲きますね
植物は、葉が咲いてその葉の中の葉緑体によって光合成をなし、
栄養(糖)を蓄えます。
その栄養をエネルギーとして花を咲かせるのですね。
では、葉よりも先に花を咲かせる桜はいつエネルギーを蓄えるのでしょう?
ご存知の方も多いと思いますが
それは前年花が散った後に葉を咲かせ、夏に花芽が出来るのです。
その花芽の中には基本形としては既にできあがった花がきちんと畳まれて収まっているそうです。
また落葉して光合成ができなくなっても生きるため、主にでんぷん、糖類などの栄養分を幹、根などに貯めていきます。
こうして、温度差のある季節を超え厳しい冬の後に、あの美しい花を咲かせるのです。
未熟な花芽が膨らんで開花するには、たくさんのエネルギーを必要とします。
幹や根に蓄えられていたエネルギーが、春に花を咲かせるのですね。
「世の中に
たえて桜のなかりせば
春の心は
のどけからまし」 ‥‥在原業平
「花は桜木、人は武士」
一年中いろんな花が咲くにも関わらず
これほど日本人の心をとらえる「桜」。
その散りぎわの潔さの美学は、よく語られるところですが、 「桜」 は四季を通じてその時々で自分の成すべきことを行っているのです。
情熱の花を咲かせ実を成す。
「Passion」 と 「Mission」
自然は「生きる」ことを教えてくれます。
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どんなに厳しい冬も、必ず春がやってくるのですね。