A Votary of V4V -16ページ目

A Votary of V4V

映画 V FOR VENDETTA にハマってしまった自分のための備忘録(ネタバレ)


ちょっと気が向いたので、DVDを日本語吹き替えで観てみた。

うーーーーーーん

やっぱ無理だわ。

ヒューゴ・ウィーヴィングの声がとても良いので、吹き替えにしちゃうと勿体無いし全然違う人格になっちゃいますね…結局、自己紹介までしか観てないんだけど、日本語版のVはなんだかお調子者みたいになってる気がします…

しかし、日本語吹き替えのセリフって、日本語字幕の内容と違うんですね。ちょっとビックリした。

イヴィーを襲ったフィンガーマンの一人のウィリーが、パンツ姿で這いながらVから逃げるときなんて、「ケツだけは勘弁してくれ」みたいなこと言ってた気がする。英語じゃそんなこと言ってないでしょ?!それに、そのウィリーに対してVが最後に投げかける言葉、"Spare the rod"は字幕では「お仕置きだ」ですが、吹き替えだと「やり過ぎかな?」になってる!ノリノリだなV!ウィリーの声も、(頭の)弱そうなチンピラによくありそうなマヌケな声になってますね。

今回私が確かめたかったのは、"V"を「ヴィー」と発音してるのか、「ブイ」になっちゃってるのか、どっちなんだろう?ということなんだけど、やっぱ、「ブイ」でしたね。

日本語じゃ「ヴィー」って言われても"B"になっちゃうもんね。仕方無いね。

お気に入りのシーンはたいていセリフも覚えたので、この頃は字幕OFFで観ています。より映画そのものに集中できますよね。

この映画は、Vで始まる言葉の羅列や言葉遊びなど、言葉を大事にして作られているので、英語ネイティブの人が羨ましいなぁ。




今日、本屋をウロウロしていたら、映画秘宝の表紙の「オレたちの選ぶ映画ヒーロー大特集!」という見出しが目に付いたので、もしかしてVも載ってるかも?!と思って中を見てみた。

photo:01


http://www.eigahiho.jp/

勇気を与えてくれる…って、Vのコトだもんね?これでVがいなかったら映画雑誌の名が廃るでしょ!というくらいの気持ちでめくってみた。

やっぱいたよー!Vもいたよー!!

ジャンル別になってて、アメコミからの映画ヒーローというとこでVもいました!

わーい。

Vって、あまり「ヒーロー」って気はしないんだけど、きっと複雑なキャラクターだからなのかな。完全な善者でもないし、素性の分からない謎な男だし。ヒーローって聞くと、もっと分かりやすい勧善懲悪モノの主人公をイメージしてしまうな。

なんにせよ、Vは一筋縄ではいかない魅力のあるヒーローだな!

劇場公開から何年も経ってて、もはやメディアでは目にすることも無いだろうと思っていたので、完全に乗り遅れた私にとってはちょっとした記事でもとても嬉しかったのです。
今日は時間があったので、前々からやろうやろうと思ってできていなかったことをやったのです。

かごたまパン!
かご入り卵パン?
Egg in the basket.
Eggy in the basket?

いろんな呼ばれ方があるみたいだけど、とにかくVがイヴィーに作ってあげていた料理ですね!

小説によると、
「英国の彼の出身地では、これをエジプト風フィッシュアイ・サンドイッチと呼んでいた」とのことです。Vはいったいどこ出身なのか、手がかりになりそう?

さらに小説では、このシーンは
「Vがマスクの下で笑みを浮かべ、アメリカ人がカゴ入り卵と呼ぶ料理を作っていた」って書いてあるの!もちろん、小説を読まなくても映画を観るだけで分かりますけどね?鼻歌フンフン唄いながらすごくご機嫌なんだもん。


さて、Vはかなり薄いパンを使ってたみたいなので、ちょうどうちにあった8枚切りの食パンを使ってみた。

まず、食パンの中央に穴をあける。包丁でサクッとやりましたよ。
$A Votary of VFV-かごたま1

フライパンに弱火でバターを溶かし、その中にパンを投入。きつね色になるまでじっくり焼く。
きつね色になったらひっくり返して、バターを足して、穴に卵を割入れる。
$A Votary of VFV-かごたま2

そして蓋をして、卵が好みの硬さになるまで焼いたらできあがり!
$A Votary of VFV-かごたま3

Vが料理している様子だと、フライパンの中にかなりバターが入っているようだけど、どのぐらい入れてるんだろう?パンがバターを吸うから、入れても入れてもVのフライパンのようにはならなかった…

でも、美味しかったです。バターの塩味が効いてて。

卵が半熟のときは、ナイフとバターを使って食べる方がいいのかな?今回は黄身が硬くなるまで焼いたし、イヴィーのように手で掴んでがっつきました。

映画では、イヴィーの背後のキッチン台の上に、Vが先に食べたのだと思われるお皿が乗ってるんですよね!黄身がついたような白いお皿に、ナイフとフォーク。小説では、イヴィーにかごたまパンを勧めたあとに「私はもう食べたので」と付け加えるんです。かわいい!!From script to film でも同様のセリフがありますよ。映画ではカットされちゃったんですねえ。

Vは自分のご飯を急いで済ませてから、イヴィーのためにもう一度料理してたんですね。やさしいなあ。ぜったい、自分が食べたのよりも丁寧に作ってるはずですよね~。もしかしたら、面倒くさいからと自分用には適当に普通の目玉焼きとトーストだったかもしれないし?

やっぱりキッチンのシーンは大好きだ。
これからも気が向いたらかごたまを作ろうっと!
英語版のWikipediaを読んでいると、The letter V and the number 5("V"という文字と数字の5)という項目が面白かったので書いてみる。

英語版Wikipedia (V for Vendetta)
http://en.wikipedia.org/wiki/V_for_Vendetta_%28film%29

グラフィックノベル(原作コミック)と同様に、映画中いたるところで"V"という文字が繰り返し出てくる。"V"はローマ数字では5も意味しますよね。

・Vのイヴィーへの自己紹介部分では、"V"で始まる単語が48個あって、単語の途中のものも全部含めると全部で53個の"V"が含まれる。

これは有名ですが、私が気になったのはここ↓

・イヴィー(Evey)の名前の"E"はアルファベットの5番目の文字、
・"V"はアルファベットの終わりから5番目の文字で且つ数字の5を意味する。
・Yはアルファベットの25番目の数字で、25は5の2乗である。
・ラテン語では、イヴィーの名前の音は "exit V" を意味する。

・Vはこれらのことから、これから始まる連鎖反応が自分の死によって終わることを悟った。
違うか、
・Vはこれから始まる連鎖反応が自分の死によって終わることを知っていたので、このこと("exit V")を認めた。
かな?どっちだろ。


いずれにしろ、これは本当でしょうか?それともファンによる深読み? "exit V" って…

Vがイヴィーの名を聞いた時すでに、この革命(復讐)が自分の最期になると悟っていたということだけど…、本当なの?!なんだかショックだ。というか寂しい気持ちになる。オールド・ベイリーであんなに愉快そうに高笑いしていたVが、実は既に、自分の死期を悟っていたと?

まあね、Vはこの復讐のために自分の命を捧げる覚悟ぐらいは出来ていたとは思うけど。というか、復讐を果たすときが生きる目的を失うときだと思っていたのかもしれない。きっと、そうなのかなあ。やはりVは、革命(復讐)のあとの世界を生きるつもりはもともと無かったのかなあ。

イヴィーの名を聞いて "exit V" にまで考え至ったから、Vは半ば強引にイヴィーをあの屋上へ誘ったのですかね?でも、Vはイヴィーの名前を聞いて「ほほう」と思ったかもしれないけど、イヴィーという人物自体にはさほど興味はなかったんだと思うんです。最初は。

映画ではパッと画面が切り替わっちゃうので分かりませんが、原作コミックだと、オールド・ベイリーの爆破後にVはイヴィーを置いて忽然と姿を消してしまうのですよね、屋上から。"Afterwards, you'll return home safely." とか言ってるくせに置いてけぼり!まあもちろん、ひとりで岐路に着くイヴィーをVは見守っていたんだろうとは思うんだけど。あんな怖い思いをしたイヴィーをほっておくことはないですよね?紳士たるVは。

脱線したけど何が言いたいかというと、Vはもともとはイヴィーと深く関わるつもりはなかったんだろうな、ということです。『せっかくの夜だし、たまたま助けた子は美人だし、うむ、どうせなら隣に美女が居るのも悪くはないな、しかも意味深な名前のこの子に今夜会ったのも必然なのだろう』、ってぐらいの気持ちだったんじゃないかと思うんです!あの夜のVは。無事に爆破が終わったら、彼女がこれ以上自分に関わらないようにサッと姿を消したんだと思う。イヴィーを余計なリスクにさらさないために。(でもまあ、イヴィーはしっかりと監視カメラに写っててフィンチに追われる身になるんだけど。)


Wikipediaには他にも映画中の "V" や 5 について色々書いてあって、

・イヴィーとダンスするときにVが選んだ曲はジュークボックスの5番の曲。(ただし、すべての曲が5番なのだそうだ!)
・Vがクリーディと交渉するときにかける曲はベートーベンの交響曲第5番。出だしの「ダダダダーン」はモールス信号で "V" を意味する。(・・・-)
・Vが手配した大量のマスクを積んだ貨物列車が上空から映るシーンでは、レールが "V" の字を描いている。
・映画の最後にビッグベンが映るとき、針は11時5分を示していて、"V" の字を描くとともに、時間そのものが11:05、つまり11月5日になっている。
・クリーディとその部下との対決のシーンでは、Vは6本のナイフのうち5本を使う。投げる直前にナイフで "V" の字を作る。クリーディの両サイドの部下に投げられたナイフは、空中で 5回 "V" の字を描く。
・クリーディの部下を倒したあと、クリーディはVに5発、銃を発射する。
・Vが負傷して、壁によりかかったときにできる血痕が "V" の字。

などなどです。
ベートーベンのダダダダーンがモールス信号で"V"ってのには、へえ!って思いました。
時計の針が11時5分で、"V"の字を形作り、さらには11月5日になる、なんてのもよく出来ていますよねえ。

ほんと、良く出来てる!
今度DVD観るときにチェックしなくては。
映画のクレジット画面で流れる BKAB という曲がお気に入りで、もう何度も何度も聴いている。

Ethan Stollerというコンポーザーによる楽曲でSpeechless mix はiTunesで購入できるけど、映画ではマルコムXとグロリア・スタイネムという人のスピーチが入っているんですよね、これがSpeechful mix。

これは権利の問題をクリアできず、CDやiTunesで販売することができなったようです。残念!でも探せばmp3でダウンロードできるサイトがあるようだから頑張って探そう。

っていうか、権利問題をクリアする前に映画に使っちゃったり、するもんなんだな・・・そういうもんなのか?

曲名のBKABというのは、マルコムXのスピーチの中に出てくる"bed, kitchen, attic, basement"という部分の頭文字をつないだものですね。ここが曲のリズムに合ってて好きなんだそうです。確かに確かに。

2人のスピーチは英語だけど、唄っているのはヒンディ語みたいで、どういう歌詞なのか分からず… それにもともとこの曲はEthan Stollerさんがいろんなパーツを寄せ集めて作っているものだろうし、原曲を探そうと思ってもなかなか分からない。というか、歌詞を書いてあるサイトは見つけたんだけどヒンディ語の歌詞がそのまま書いてあったのでなんのこっちゃ分からず。意味ないでしょそれ!

しかし、ついに見つけた!

http://www.dynamiteham.com/BKABFAQ.htm

ここです。
これはどうやら、Ethan Stollerさん本人のホームページの一部みたい。でも、どこからリンクが張ってあるのかは分からない、私は検索結果から直接見つけました。BKABに関する質問や問い合わせがたくさん寄せられたようで、一つ一つに答えるのが大変だからFAQを作っちゃったようです。いつ書かれたものか分からないけど。

BKABは、Zero-G という人による Deepest India ってサンプルCDが音源のようで、Main Khiladi Tu Anari という映画から'Churake Dil Mera'という曲、そしてRaja Hindustaniという映画から'Pardesi Jana Nahin' という曲の一部を歌ってるものだそうです。それぞれ一部分を抜き取って切り取ってあちこち動かして繋いでいるらしいです。なのでちぐはぐになっちゃっている…けど、興味をそそる歌詞になっているとのこと。

What do I know?
Where am I going?
Foreigner, foreigner, don't go and leave me
Now I feel...
Now my heart is...
I've stolen your heart
leave me
Now I feel
Any turn...
What do I know?
oh I've stolen your heart
I am going
An excuse
leave me
Now I feel
Now my heart
I have stolen your heart
leave me
Now I feel
Any turn...
What do I know?
I have stolen your heart
I am going

確かになんて取り止めのない歌詞…まるで夢の中で呻いてるみたいだ。これはインドの人が聴いたらどう思うのでしょうねー。でも音は美しいなあ。

なんにせよ、知りたかったことが確認できてスッキリした。やっぱBKABいいよ、BKAB。