Artists use lies to tell the truth. | A Votary of V4V

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映画 V FOR VENDETTA にハマってしまった自分のための備忘録(ネタバレ)


もし、Vが政府のデータベースをハックして情報を操作していたとしたら。

ロックウッドの嘘のデータを作ったり、自動でメールを返すトリックを仕掛けていたりすることから、Vはサイバースキルも高かったと思うわけです。というか、原作のGraphic Novel で実際にそういう設定があるので、詳しく語られはしないけど映画でもその設定は生きているんじゃないかなと思う。

また、イヴィーの父親の話の
Artists use lies to tell the truth, whilr politicians use them to cover the truth up.
に対して、
The man after my own heart.
と賛同するV。

イヴィーをフェイクの拷問にかけたあと、
Your own father said artists use lies to tell the truth. Yes, I created a lie.
と言うV。

もし、Vの「トリック」が、あのフェイク拷問だけではなかったとしたら…?

それを言い出したらキリが無くなっちゃうのだけど、矛盾だらけの時系列データを見ていて、もしかしてVによるトリックのせいで混乱が生じるのでは?と思ったのです。ちゃんと考えてみたら面白そうかな、と思って。

時系列を読み解くヒント別に、Vの「トリック」が仕組まれていそうかどうか、考えてみる。
1. BTNのID
4. MS. DR. DIANA STANTON の税金記録
 →この2つは、データではなくて紙だし、それぞれイヴィーの自室/税務局の古い倉庫 にあった事を考えると、Vの情報操作は及んでいなさそう。

9. BTNキャスターの発言
 →St.Mary'sは14年前という発言。嘘だったらさすがに視聴者が気付くだろうから、これは真実だと思う。

10. Vの発言
 →20年間、復讐のことだけを考えていたというVの発言。最期の最期でイヴィーに嘘は言わないと思う。

7. 3人のフィンガーマンの記録
 →これはフィンチのPCモニタで確認するものだけど、ロックウッドのデータは偽物だった。ロックウッドという人物はもう生きてなくて20年前に死んでいたのだ。Vが仕組んだ偽のデータだと思う。
でも、St.Mary'sの発生日は合っているはず、だってフィンチもドミニクもそのデータを見て「3人がSt.Mary'sの翌日に死亡or失踪した」という点を信じて疑わなかったから。

8. プロセロの銀行記録
 →これが登場するのは、ロックウッドがフィンチらに語って聞かせているときに流れるイメージの中。そもそもロックウッドはVが変装した偽物だったわけだけど、彼が話した"STORY"は、果たしてどこまで真実だったんだろうか?話して聞かせるロックウッド自身以外は真実と思ってたけど、もし「トリック」が混じっていたとしたら…?!

2. イヴィーの記録
3. プロセロの軍歴
5. リリマンの記録
 →これはすべてフィンチがPCモニタ(または車載モニタ)で確認したもの。でも、そもそものデータベースをVが操作していたとしたら?

6. ヴァレリーの手紙
 →ヴァレリーの存在も、あの手紙をVも受け取ったということも真実だと思う。けど、他の情報と辻褄を合わせにくいのはこのヴァレリーの手紙でもあるのだ。もし、日付の部分だけをVが書き換えていたら…なんてことあるかな?でも何のためにそんなことするのか不明ですけど。


ラークヒルでの出来事も、そこから続く政府の一連の悪巧みも、ヴァレリーの存在やVとの関係も、全部真実だとは思う。けど、それをフィンチやイヴィーに分からせるために、民衆を立ち上がらせるために、その手段として他にも「トリック」を仕組んでいた、ってことは無いのかな…


まあ、ヴァレリーの手紙の内容が他の(主に画面中のPCモニタに映る)情報と辻褄を合わせにくいのは、この映画制作のうえでのミスみたいなもんなんだろうと思う。PCモニタの内容や紙資料を用意するのと、登場人物のセリフの辻褄合わせを忘れていただけなんだろうと思う。


「Vのトリック」の可能性を考えだしたらキリがないもんね。
だってV自体が謎だらけな男なんだもん。真実なんて分からないし、あの結末が導かれたのだからそれで良いのだ、うん。