シンガーソングライター あえか〜音楽活動20周年コンサート | Rememberのブログ Love & Harmony゚・:,。☆

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シンガーソングライター あえか「音楽活動20周年記念コンサート〜軌跡による奇跡」に行ってきました〜٩( ᐛ )و !!


20周年記念ライブ会場パストラル加須


シンガーソングライターあえかさんが20th Anniversary yearを迎えた今年のメインイベントとなるワンマンライブが、あえかさんの活動拠点にほど近い文化センター「パストラル加須」で開催されました。あえかさんのライブは北関東の道の駅などマイカー族(←古典語?)には苦も無く駆けつけられる場所が多いのですが、今回も駅からバス路線もなくアクセスのあまり良くない立地でした。

鯉のぼりのまち加須〜鯉は滝に逆らい門を登ると龍となる


ところが今回は是非とも多くの人に駆けつけてもらいたいという熱心なあえかー(←〝あえかさんのファン〟という意味の造語)の想いから、ファンコミュニティでバスをチャーター。私のように車のない参加者にはとてもありがたかったです。有志のカンパだけでは賄えないであろうバスの手配や運行を切り盛りしてくれた心優しいあえかー(SWさん)には頭が下がります。

ファンコミュニティがチャーターしたバスは3便


大きなプロダクションに所属し全国的な知名度もあって、大晦日の紅白歌合戦に出場したり、ワールドツアーをおこなうような、一見華やかに見えるメジャーアーチストであっても、実は底辺にいてその音楽活動を長く支える熱心なファンの地道な応援があったから長く活動が続けられたというのはよくある話。20周年の節目にファンの想いで送迎バスを運行させる…きっとあえかさんも、ファンが長年にわたって応援したくなる、そんな魅力のあるアーチストの一人なのです。

淡いピンクの花柄ドレスでパシャリ(写真はあえかHPより)


コンサートの幕開けは、あえかさんの20年間に及ぶ音楽活動の軌跡を振り返るオープニング映像で始まりました。あれもこれもとこの20年間のエピソードを(飼ってるペットの話まで…)詰め込みながら、単なる出来事の羅列ではなく、その時々の年齢のあえかさんが受け止めた感情の描写がこれまたハンパなく(笑)、抜け落ちたエピソードも満載の20年間の軌跡を会場に集合した全員でまず予習(復習?)しました。

真剣な表情が印象的だったVn2(写真はあえかHPより)


普段はグランドピアノ弾き語りの多いあえかさんのワンマンライブですが、この日は広い音域をカバーするバイオリン×2、ビオラ、チェロのカルテットにピアノとパーカッションという贅沢な編成。また、ホールの音響環境がバツグンに良く、久しぶりにあえうた(←〝あえかさんの歌〟という意味の造語)の真髄を全身で受けとめることができました。

前列左)vn1加藤恵理voあえかvn2三葛牧子 後列左)vc野村奈美pf西本明per本橋昭宏va田口厚子(写真はあえかHPより)


150曲近いオリジナル楽曲の中からこの記念すべき日のセトリを決めるのは至難の業だったことでしょう。私の好きな異色の楽曲「丑三つ時の願い事」では生パーカッション(スレイベル)の妙で一気に平安時代に引き込まれたような錯覚を覚え、「アートにエールを!」ではコロナ禍でライブに通えなくなった辛い日々を思い出し、大好きな不朽の名曲「僕の小さな心と自転車」の印象的な歌詞「ビルの人生」の逸話がMCに盛り込まれたことでこれまで何度も聴いた楽曲のイメージがより拡がり、「時の祈り」ではメジャーデビュー時のトキメキが甦り、最新曲でレアな恋愛ソング「証明写真機」の超可愛いい歌詞(こんな歌詞が書けるあえかさんて…)にきゅんとさせられ…と、デビュー当時の名曲から最新曲まで、20周年に相応しい見事にバランス良く選び抜かれたセットリストでした。

ところ狭しと並ぶ祝花たち


私が初めてあえかさんの楽曲に邂逅した10年前の駅前の路上ライブ(みちライブ)以来、ショッピングモールでのフリーライブ(イベントライブ)、書店や喫茶店の店前で深夜まで歌った半路上ライブ(みちントライブ)、クリスマスの朝の開店時から夜の閉店時までショッピングモールでずっと歌い続けたり、毎月開催していたライブハウスでのライブ(はこライブ)やファンミーティング(あえ会)まで…これまで250ステージ近くさまざまなライブを鑑賞させてもらいました。その度に心に栄養をもらい、いつしか深く傷ついていた心の傷も癒され、ライブ会場をあとにする時にはいつも元気と勇気と真心をチャージしてもらっていました。一般的には同じアーチストのライブに250回も通うというのは異例かもしれませんが、私が初めて参加した春日部でのあえかさんの「イベントライブ」で隣の席で気さくにお話ししてくれた、私が今もお慕いする大先輩あえかー(KIさん)は1500回を超えています。


2014年の年間84回鑑賞は異常値か


初めて参加した新大久保でのあえかさんの「はこライブ」で、終演後に会場出口でファンを見送る光景を見た時の衝撃は今も忘れられません。この日のライブで隣の席だった、10年経った今も会場で会うと仲良くお話ししてくれるあえかー(TYさん)の顔を見るなりあえかさんが名前で呼んだので「この人は関係者なのか?」と驚いたのですが、実はあえかさんは100人を超える来場者一人ひとりと握手しながら「○○さん!ありがとう!」とほぼ全員の名前を呼びながら挨拶していたのです😳私なら100人の同窓生と会ってもほとんど顔と名前を一致させられない自信がありますが、ファンの名前をこんなに覚えているアーチストにお目にかかったのは後にも先にもこの時をおいてありません。


あえかさんとの想ひ出…


この日のMCでも20年間の活動の中でこれまで自然と移り変わってきたファン層の性格分析をもとに、その変化に合わせて新しい曲づくりへのチャレンジを模索しているという話などは、まるで来店客の好みに応じて調理の味付けを自在に変える職人気質のシェフのような、ファン一人ひとりの顔と好みを思い浮かべられるあえかさんならではのトークで、あえかさんとファンで共に歩んできた「チームあめだまちゃん🍬」の長く続いた強いキズナが感じられるものでした。

チームあめだまちゃんで走らせた「20周年記念だま号」


ステージも佳境を迎え、あえかさんの歌唱にもこの日は格別に熱が入ります。デビュー当時の言葉では言い尽くせない試練の連続や、世間に認められ始め有頂天になりかけた時期、所属事務所から独立し苦労を背負った日々、念願のオーケストラ公演がまさかのコロナで翻弄された悔しさなどなど…この20年間の音楽活動への万感の想いをぶつけるような渾身のパフォーマンスでした。エピローグへ向かう「君なんだもの」「明日へおいで」「暁の列車」でステージと客席の熱気は最高潮に達し、ラストはあえかさんがこの20年間、音楽活動を続けられた理由を見事に表現した楽曲「テルースの情景〜宇宙(そら)へ〜」で感動の終演を迎えました。音響、照明、演奏、そして歌声…本当に魂の震える渾身のパフォーマンスに、早くもBlu-ray化が待ちきれなくなったあっというまの3時間でした。

20周年ライブにふさわしかったライブ会場


駅前の路上ライブで偶然耳にしたあえかさんの歌声。あえかさんの音楽活動の20年の歩みに、その音楽のチカラに救われ、支えられてここまでこられた自分のこの10年の歩みを重ねながら、心から祝福の拍手を送りました゚・:,。☆

あえかさん、20年間歌い続けてくれてありがとう!




〜セットリスト〜

【本編】

オープニング映像〜20年の軌跡

Blow away

信号

丑三つ時の願い事

 

アートにエールを!

欠片

地図

 

僕の小さな心と自転車

時の祈り


軌跡による奇跡

Take a break!!

証明写真機


It's my way

君なんだもの

心の空〜春日部市の歌〜

明日へおいで

暁の列車

テルースの情景〜宇宙(そら)へ〜

 

【アンコール】

シャッターチャンス