2018年11月、スペインのカタルーニャ研究所や米カーネギー研究所などからなる国際研究チームが、地球から最も近い恒星系の一つ6光年先のへびつかい座方向の恒星系にスーパーアース(巨大地球型惑星)を発見したと発表しました。
ケプラー宇宙望遠鏡の観測データによれば、天の川銀河内の太陽のような恒星のハビタブルゾーン(生命誕生に適した環境を有する天文学上の領域)には、400億個以上の地球サイズの惑星が存在する可能性があると報告されています。
我々人類を抱くこの広大な宇宙は、他にどんな生命体を宿しているのでしょう。46億年前の地球誕生の遥か昔、138億年前の太古に誕生したこの大宇宙に、我々のように他の惑星に到達できる科学技術を発展させた知的生命体は存在するのでしょうか。
アメリカ南西部の先住民族である古代プエブロ人(Ancient Pueblo People)が、米ユタ州のセゴ・キャニオンに遺したと言われる紀元前6000年の岩絵には、巨大な目と奇妙な形の頭骨の人物が描かれています。
「空からの祖先が文明をもたらした」との伝承を持つオーストラリア先住民アボリジナル(Aboriginal People)が紀元前3000年に描いたとされるキンバリー州の洞窟壁画には、黒く大きな目と白い顔で口の小さな生物の姿が描写されています。
紀元前5000年のアルメニア、カラフンジュ遺跡の石板にもこれとよく似た腕の細長い生物の姿が彫り込まれています。今のようにテレビやSNSもない太古の地球の違う年代の別々の大陸で、同じような生物が目撃されてきたということでしょうか。
現代の人類の宇宙開発の進歩はめざましく、太陽系の果てにまで探査機を送り込むほどになりました。この長足の進歩ばかりに目を奪われて、我々は太古の昔から足元に積み上げてきた貴重な歴史の記録を見過ごしているのではないでしょうか。
先を急ぐことばかりにとらわれて軌道修正を怠ると、いつしか僅かな微差が大きな誤差となります。この宇宙の中で高度な科学技術を持つのは、地球上の我々だけだなどと考えていると、本来の道を大きく踏み外すことになりかねません。
21世紀はこれまで拙速に積み上げてきた科学知識を一度再定義する時代ではないでしょうか。我々の住むこの惑星には、太古の昔から高度な文明を持つ存在たちが既に到達していたかもしれないという観点での見直しが必要になるかもしれません゚・:,。☆