倍音で存在していたもの・・・・
それは、無数の光の粒だった。
まばゆい光のイメージじゃなくて、
全体的に蒼い。
夜空のように深い奥行きがあって・・・
よく観ると、細かい粒子。
赤や黄色、緑や青、紫、・・・・・
それぞれが個々に細かく振動している。
それぞれの光は独立した個性があるけど、みんな繋がっていた。
それらは、ひとつになって・・・・
帯状に私を取り囲んでいた。
私は白い光を観ている。
同時に無数の赤や黄色や緑、青、紫の振動する光が帯状に私を取り囲んでいるのも観えている・・・・・
私は懸命に思い出そうとしていた。
この、無数の光はなに・・・・?
いま、なんとなく分かる。
あれは、わたしたち。
無数の光の粒と振動(波)
ひとつ、ひとつは色も違うし、振動の仕方も違うけど、
ひとつの帯だった。
だから、なつかしかったんだね
みんなが、とても、いとおしい。
講座が終わって、さよならする時、
3時間しか一緒にいなかったのに、妙にうるっと来た