おはようございます。
芸能人の不倫のニュースが頻繁に報道されていますが、当事者の夫の会見のニュースを見て、DV(モラハラ)加害者が持っている共通点を以下のように感じましたので書いておきます。
・妻を自分の所有物のように思っている感覚。
・妻を一番自分が理解しているように語る話し方。
・精神的に不安定だからと妻のせいにしているがなぜ不安定になっているかについて理解していないのではと思わせられる点。
・育児を妻側に押しつけているのではと感じられる点。
・自分がいい人だと思わせるように話す点。
・公の場で明らかに必要以上の情報を話し、この会見は本当に子どもたちのために開かれたのかと思わせられる点。
・離婚の話がでておりそもそも夫婦の関係は破綻している様子なのに、妻と交際している人を追いかけ関係を切ろうとする点。
・妻の母親をもまきこみ、妻を自分の思い通り(婚姻関係を継続するように妻に説得することを期待)にコントロールしようとする点。
・なぜ妻の口から離婚の話がでたのかおそらくまったく理解していない点。
・電話をすることについて怒るという点で自分の思い通りにコントロールしようとしている様子がうかがわれる。
・一連の話の内容で、妻や家族を自分が正しい道へ指導しなければいけないという特権意識を感じられる点。
・謝罪してほしい、彼女が悪いなど加害者特有の自分を正当化したり過度な被害者意識が感じられる。そもそも夫婦の関係性が原因になっているという点について自覚がない。
・DVであれば夫が自分の言うことをきくようにと被害者を束縛したり相手を尊重しないため、周囲が精神的支えになることがよくある
・彼女を自分より下に見ている点。
・「心の安定が崩れる以外は自慢できる幸せな家族だった」と、外から家族がどう見られるかに重きがおかれている点。さらに、妻に尽くすことや育児家事は妻の役割と無意識なジェンダー規範を強く持っており、夫は妻が精神的に苦しい時に支えたりケアをする役割があるという意識に欠ける点、夫婦は支えあうという意識が乏しい点。
私はこれらDV加害者と共通する部分を彼からたくさん感じています。
今回の会見も、妻を孤立させ、いい夫と思わせ、
自分から離れないようにするためにまわりを味方につけ、彼女への支配を強化する目的があるのではと感じられてならないのです。
加害者は一般的に
・被害者の弱点や過ちを利用し、そこを執拗に責め続けたり、
・彼女はおかしい、彼女が悪いと主張し、まわりに悪い噂を流し孤立させ、
・自分は愛している、彼女を一番理解しているなど自分がいかにいい父親か、いい夫かということを主張し(言葉にしなくてもそう見せようとすることがとても得意なのですが…)
・まわりをも巻き込み、いっそう被害者を手放さないように被害者への支配を強化する
ということがあります。
ここ最近芸能人のDVのコントロールにメディアも使われているのではと思うことが本当に多いです。
加害者は事実を歪曲してとらえたり、事実に嘘を混ぜながら話し巧妙に他者をコントロールします。
メディアはDVを理解してほしいです。
それに気づかず過剰に報道するメディアや
加害者にコントロールされ加害者を肯定的に見る世間を見ていて、とても苦しさを感じます。
この会見を見ていっそう当事者の彼女や彼女の子どもたちが心配です。
そしてほかのDV被害にあわれている方やそのお子さんたちが加害者を思い出すことに繋がったり、
そういった人を肯定的に評価する世の中の反応を見て、二次被害がとても心配です。
夫婦の問題をこんなにも公の前で自分の一方的な考えで話すことは、
そもそもプライバシーの侵害ですし、名誉毀損ですし、人権侵害です。
これらを見ていて当事者だけでなく、そのまわりの人たちもとてもつらい、苦しいです。
そういったDVに気づかず流すニュースや、それを肯定的に評価し拡散する世間を見ていて
とても怒りと不快を感じます。
DVに理解のない社会が本当に苦しいです。
今回この内容を書くのか迷いましたが、
皆さんにもそういう視点があるということに気づいてほしいと思い書かせていただきました。
本日も読んでくださりありがとうございます。