最近メディアがDVに加担しているのではないかと思うので、とても見ていて心配です。
そもそもDVとは力と支配です。
世間一般で勘違いされがちですが、
夫婦間での激しい暴力についてをDVというのではなく、
本来は、
そういった支配ー被支配の関係性のこと、
相手を思いどおりにコントロール(支配)するために力(権力や暴力)を使うことをDVといいます。
身体的暴力は相手をコントロールするために使われる暴力の一部にすぎません。
ちなみにモラハラもDVでよく使われる暴力の一つです。
ですのでDVは激しい暴力というよりか、多くの場合は「執拗なコントロール」というイメージです。
夫婦が対等で個々の人間であるにも関わらず、
加害者は
・自分が上で相手が下
・相手は自分のもの
・夫婦は一心同体
・相手は自分の言うことをきいて当たり前
と思っています。
・自分の言うことをきかなければ罰を与えなければいけない
・家族がいい方向に向かうために指導しなければいけないと
思っています。
加害者は支配欲が強く、
相手のことは一番自分が理解していると思い込んでいますし、
相手は自分をケアする役割があるけど、相手にケアすることはしません。
派手な化粧をするな、目立つ服を着るなと相手を束縛したり行動を制限することもあります。
相手をほめたり、相手にやさしくしたり、ときに気が向いたら家事育児を手伝うけど、
きげんが悪くなると相手を侮辱したり威圧したりします。
しかしまた謝罪し、やさしくなったりして、そいうサイクルで相手をコントロールし混乱させます。
そうやって相手に「やっぱり自分が悪かったかもしれない」「自分さえ我慢すれば」と思わせるようにします。
加害者は周囲にも、
自分がいかに彼女を思いやっているのか、自分がいかにいいパートナーかをアピールし、
彼女がおかしくなった、彼女が悪いと言いふらします。
それは被害者が加害者のことについて、他の人に真実を話しても信じさせないようにするためです。
被害者を孤立させ、支配から逃れられないようにするためです。
これらはDVでよくあることです。
被害者は混乱し、恐怖や怒りや恥を感じ精神的に苦しめられます。
その苦しさに耐えられず、自分から命を絶つ人もいます。
社会はDVを理解してほしいです。
今日も読んでいただきありがとうございます。